むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

ヒメフタバラン:姫二葉蘭(よくぞ見つけた)

2014-04-20 12:39:45 | 植物観察過去ログについて

比叡山坂本側の坂道の側に生えていたのがヒメフタバラン:姫二葉蘭(ラン科フタバラン属)です。
本州から琉球にかけての常緑林下の少し湿ったところに生える多年草で、高さ13~22㎝、年々1茎を出し、中ほどに三角状卵形で長さ1~2㎝の葉を対生状につけます。葉は主脈だけ裏へ隆起し、先が尖ります。
3~5月、紫色を帯びた2~6個の花をまばらにつけます。基部の突起は同属他種と異なり後方にそり返り、芯柱を抱くというのですが、写真ではよくわかりません。
和名は優しいフタバランという意味ですが、姫といっても同属種の中では大型に入るそうです。
草も花も地味で小さく全く目立たないこの蘭を見つけるとは、よほど優れた観察眼の人と感心しますが、手持ちのデジカメでは、いくらねばっても満足な写真は撮れずじまいでした。
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