花穂が2個つくものが多いので、ヒトリシズカに対してこの名があるフタリシズカ:二人静(センリョウ科センリョウ属)ですが、高尾山に咲いていた一群は、なぜか花穂の数が2個ではなく、3から4個ありました。もともと花穂の数には変化が多いものですが、これだけ揃って数が多いのも珍しい感じでした。日本各地の山地や林野に生える多年草で、茎は無枝で単一、葉は対生しヒトリシズカと違い輪生にならず、光沢はありません。雄蕊は短く、米粒が点々とついているように見えるのもヒトリシズカと違う点です。
春の花が終わったあと、夏から秋にかけて閉鎖花をつけます。