ひじきごはんを食べましょう(sorry, this blog is UNDER CONSTRUCTION←おー

どうもひじきごはんです。ほんとに食べちゃだめですよ、俺のことをね。

ほんじつ

2016-02-05 18:37:19 | Weblog
勤め先で還暦のお祝いがあった。場所は東家。あづまや、と読む。明治四十年から続く盛岡の名店だ。しかーし、をれは数十年ごぶさた。四店あるうちの、ちょっと前までTSUTAYAががんばってた向かいの店にハイエース三台でつける。

”ただいま二階は満席です”と看板が出てるのを当のお客だもんでわりわりは無視して鉄建材の階段をのぼる・ふむ、一茶寮ほどじゃないけど古民家風の座敷に通される。据え膳はもうずらりとならんで準備は万端だ。元ソニー社員のうわさのある態度のわりいおっちゃんと、をれより仕事がのろいあんちゃんの間の席になる末席近く。バャリャースのオレンジの瓶が人数分出てきて、コレハナンニツカウノダと思った品のいいグラスの理由がわかった。

一番の上座には当然今日の主賓、Sさんが座った。しかし…どこで仕事に参加してるのかはよくわからんひとだ、先日正月のもちぶるまいで初めて見かけたひとだ。

赤いちゃんちゃんこと帽子をかぶせられて、なんとなく式がかたちになったところで 神事@仏教の神事をなんて言うか知らない
がとりおこなわれた。まといを振ったり、金属の輪がちゃんちゃんと鳴る棒を振ったりしてお経を読んだのはなかなかの美女の尼さんであったる。

事務のTさんが去年は内容がひもじかったのでかけあって増額ふんぱつしたというだけあって
品書きは結構なもののように思えた。最初からお膳に載っていたのはきびなごのからあげ三尾と、菊の酢の物とブロッコリーのえごま和えと、きゅうりとだいこんかかぶの漬物、それにカリカリ梅、そして固形燃料のなべのそばかっけ鍋。

神事が10分ほどで終わるとそばの乾麺のプレゼントの抽選、それは各膳に添えられた節分にちなんだいりまめの小袋に当たりの大吉の紙が四人分だけ入っているのだった

それらが終わってやっと乾杯。まず、きびなごのからあげをたべた。おいしい。冷めてるのにおいしい。これ、揚げたてだと相当おいしいぞ。わかさぎとどうちがうのかわからないみてくれの小魚です。
そのあと、だんだんほかの食事も運ばれてきた。刺身、古代米のごはん。刺身は… この烏賊ならなっとく、というおいしい烏賊だった、をれは最近グループホームで何度も出されるたいしてうまくもない烏賊の刺身に辟易してたんだけど、鳴門に巻かれたその烏賊の刺身は新鮮で舌にまとわりついてくる粘性と弾力がコヤツ デキル ていう感じがした。まぐろの赤身は普通だったが、ひらめかなんかの白身魚にあかがかった魚は、普段いきつけの百円でまわるおすしやさんの刺身とはちがうんですあなたとはちがうんですというようにプリップリで 冷凍してないのかな と思った。

そばかっけ鍋は…大根の下茹でが完璧で大根はとろけるようだった、しかも面取りというのか角とりというのか、包丁で角を削ってあって気配りがスゴイナと思う大根であった それに味噌をつけつけ食べる。豆腐はなんのへんてつもない豆腐だった。芸なし、驚きなし。魚のつみれが…食べたことの無いジャンクフードのような歯ごたえと食感がした。

そば茶プリンもおいしかったし、コーヒーも…まずけりゃポーションと砂糖入れてやれと思ってたのにブラックで最後まで飲んだ。

あ、そのまえに最後にそばが出たんだ。しめじの磯辺揚げが載ったもりそば風の小鉢・ああ、おいしい麺だつゆだ、文句なし。

あづまやって…こんなにクオリティ高い店だったっけ?と頭に ? をこさえつつ店を出た。トイレが昭和で感動した。をれはこのトイレのためだけにもっかい訪れていい。
コメント
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