今日は名古屋で研修会でした。
訪問看護ステーションはどこもスタッフが少なく、平日1人でも欠けると
残ったスタッフが大変なので、在宅系の研修は土日がほとんどです
週末なのに・・・なぜこんなにも研修に参加するんでしょうか?
って・・・昨日友人に「私って・・・」って話を聞いてもらいながら
「そっか・・・不安なんだ」と自己分析しました。
日進月歩、特に医療の世界は、少し前の常識が、今では180度違っている
なんて事もありますし、新しい治療、器械もどんどん出てきて、臨床の現場に
いないと、浦島太郎さん になります。
臨床にいても、自分の病棟以外の科についてはわからなくなるので
同じことかもしれませんが、なんだか置いてきぼりのような気がして・・・
(ちょっと前に『スペシャリスト』な~~んて大口たたいてしまったんですが・・
小さい声で訂正したい気持ちです)
そんな訳で、参加してきましたが、講師の先生は、国立がんセンターの名誉総長
さんでした。
そんなえらい先生が こうして日曜日に東京から(多分)わざわざ時間をとってきていただいてるのですから、ありがたく聴講させてもらいました
講義を受ける時は、決まって前列中央の席を選ぶようにしています。
なかなか消極的で、人見知り、自分の意見をはっきりいえない性格の私は
(ご意見のある方も多少はいらっしゃるかもしれませんが)
その席を選ぶようにしてます。
そうすると、200人くらいの会場であっても、先生と視線が合いますし、表情もよくわかり、
一生懸命聞くことができます、眠ってなんかいられませんから・・
そうなの、こうでもしないと、なかなかこの頭には入っていかないんです
先生の体験から
1.妻の病歴
2.在宅医療
3.私の喪失と再生の記録
講演の最後に「病院で亡くなられると、その時点で医療者との関係が終わってしまうが
残された遺族はそこからが苦しみの始まりなんだ。その後の支援をボランティア
だけに頼るのではなく、社会システムとして医療費で補うべき」と言われました。
うんうん グリーフケアがどんなに大切か、そして大変なことか、臨床の方たちが
どれだけ感じているでしょか? なんて思いました。
私達もグリーフケアで悩むことは多々あります
内容はともかく ? 先生ご夫婦の関係がとても素敵で羨ましく ぼ~と聞いていました。
(あれ?やっぱりぼ~~とだったのかな?)
宣伝ではありませんが、内容に興味のある方は先生の著書をご紹介しますね。
「妻を看取る日」 新潮社
「悲しみの中にいる、あなたへの処方箋」 新潮社