そうなんだ。

外国語で知ったこと。

フィードバック  英語

2018-11-07 15:27:16 | 英会話教室
私が通う英会話教室の話です。

若い英国人講師はとても熱心に詳しく英語を教えてくれます。
時に、ホワイドボードに例文を何通りも書き出して、細かい使い分けまで説明してくれます。

このクラスの生徒は6人にいます。
ミドルの私が他の生徒より一回り以上若く、お姉さま方は社会で言えば定年を過ぎたお年頃。

私を含む皆の意見は一致しています。 彼はとても良い人物で好きだけど

1.私たちは、一度にたくさんのことは覚えられない。
2.私たちは、細かいことはさて置いて、日常会話の練習がしたい。
3.私たちは、現在使っているテキストブックは面白くないと感じている。

この意見をこのクラスで一番若い私が代表して、授業の冒頭に言うことになっていました。(英語で)

以下 「 」内はその言語で、『 』内は和訳になります。

私 『いつも詳しく英語を教えてくれて有難く思っています』

講師 「But・・・」

敵もさる者・・・。
まずは、講師をほめる言葉を言うと、すかさず若い英国人講師は 「バァ~ット」(しかし)と相槌を打ちました。
何か言われる予感がしたのでしょうね。

私 「As you can see, we all are not so young.」 ご覧の通り、私たちは皆それほど若くはありません。
  『私たちの脳もまたフレッシュではないので、一度にたくさんのことを覚えられません』

講師 『そうなの? 日本人の年齢はわからない。 皆30代くらいに見える』

こ・れ・は・・・。 お世辞なのでしょうねぇ。

こんな感じで、細かい説明を聞くよりも会話の練習をしたいこと。
ひとつの方法として、次々に生徒を指名して発言させたり、講師の発音後に繰り返し私たちに発音させても良いのではないか。
と続けました。

その後、皆が次々に 『私も同じ意見です』 と言っては、気の毒そうに

「Sorry」・・・ごめんなさいね

すると、
『ごめんねなんて、言わないで下さい。 フィードバックは有難い』 と言ってくれました。

フィードバック。 
始めて聞く単語ではありませんが、はっきりとした和訳を確認しておきましょう。

「feedback」(フィードバック)・・・反応・感想・意見

そうでした、 そうでした。
“消費者からメーカーへのフィードバック” という言い方をしますね。

今回
一生懸命に教えてくれる講師にこんなこと言ったら悪いかしら?
日本人特有の懸念があったのですが、さすが西洋人です。
フィードバックは歓迎と、私たちの心配は杞憂に終わりました。

テキストも変更することになりましたし、この日の授業は次々に指名して答えさせたので
緊張感あふれ、テンポの良い楽しい授業となりました。

ただ、授業中に講師が

講 『ここは詳しく説明したいところだけど、やめとくよ』

と、早口英語で言ったのには思わず苦笑しました。

敵もさる者・・・。


コメント (2)
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