神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

絵画

2007年02月15日 | その他
 別に意味はないんですが、思い出したので書いておきます。昔、中学校か高校か忘れましたが、国語の教科書に絵画について書かれた文章がありました。そこで印象に残っているのが、「絵画は最も鑑賞に時間がかからない芸術」言い換えると「一生の間にたくさんの作品を鑑賞できる」という主旨のことが書いてあったことです。これは特に私のようなクラシック音楽をよく聴く人間にはうなづけるところがあります。マーラーやブルックナーの交響曲、はたまたワグナーの「リング」なんぞは一通り聴くだけでも大変な行です。一方、美術館に行けば、1時間の間にいくつ絵画が鑑賞できるでしょう。私のような造詣の深くない人間でしたら、一作品当たり十秒もかかっていないのではないでしょうか。例えば今目の前に壁にたまたまDelacroixの街の風景画のカレンダーが掛かっています。なんとなくなつかしさを感じる風景で、私は好きなんですが、ではこれをきちんと(?)鑑賞するのにはどのくらいの時間を要するものなんでしょうか。私の場合、いくらがんばってもピアノの小曲を聴く程度の時間しか持たないですね。
 実物の風景だったら、一昨年スイスのメンリッヘン山頂で周りの山々の景色を飽かず眺めてたら、あっという間に1時間以上が経っていたということもあります。でも絵画ではそうはいきませんね。やっぱり、美術にはご縁がないのでしょうか。

強力春一番

2007年02月14日 | その他
 いやすごい風でした。まるで台風ですね。ほんとこの冬は異常でした。これが文字通り温室効果ガスの影響であれば、それこそ今日からでも人々が車に乗るのを制限するくらいでないと、取り返しのつかないことになるのではないでしょうか。あの二酸化炭素の削減に消極的だったアメリカが、異常に強力なハリケーンの到来でようやく自分自身のことだと認識し始めたようですが、今後の展開はどうなるでしょうか。だんだん心配になってきましたね。

団塊の世代の大量退職

2007年02月13日 | その他
 2007年問題ということでしょうか、最近テレビでよく話題になっています。確かに近年生まれている世代の倍の密度ですから、そのインパクトも並大抵ではないのでしょう。我々団塊直後の世代としては、これからいろんな成功例、失敗例を見ることができますので、ここ5年ほど注目していたいと思います。でも、これまで退職した人の例を見てますと、勤めていた会社が大きいほどそうですが、総じてそれまでのキャリアを活かす、といえば聞こえがいいが、要は所属していた会社に直接的あるいは間接的にお世話になる人が大部分ですね。別にそれが悪いというわけではありませんが、あまりそのパターンが多くなると若い人の就業機会を奪ってしまいます。もっと違うパターンをぜひ切り拓いていってほしいと思います。

スカイマーク

2007年02月12日 | その他
 今日も神戸→羽田便で東京に戻りました。時間的にはたぶん新幹線の方が早いんでしょうが、乗ってる時間が短いのと、料金が安いのとで、もっぱらスカイマークです。これで羽田空港のアクセスがもう少し便利だったらいうことはないんですがね。まあ、以前に比べたら京急のある分だけ改善はされましたが。
 今日は珍しくB767でした。座席も2,3,2の配置でゆったりしてました。いつもは3,3の配置なんで、結構きゅうくつな感じですが、やはり飛行機はゆったり座りたいですね。富士山もきれいに見えましたし、いいフライトだったんですが、一点だけ、飛行機の翼、特にフラップ部分の汚れが気になりました。今まで、フラップ部分が汚れているのに気づいたことがありませんから、ちょっと不安でしたね。安全には影響ないんでしょうが、やはり経費を節減してるんだな、と思いました。

マタアイマショウ

2007年02月08日 | 音楽
 最近よく聴きます。はっきり言ってこの歌詞は矛盾してます。お互い、それほど別れるのがつらいと思えるんだったら、なぜ別れるんだろう…。
 でもまあ、そんなことはどうでもいいか、と思わせるほどこの曲はよくできてます。聴いてると自然に体が動きそうになるリズム感がいいですね。叙情的な歌詞もなんとなくせつない気持ちになりますし。CDの中に、instrumentバージョンも入ってますが、まことに単調です。まあラップですから、歌詞なしでは鑑賞できないのは当たり前ですか。ところで、明日から月曜まで神戸に帰ってます。

DEATH IN PARADISE/ROBERT B. PARKER

2007年02月07日 | 翻訳・英語
 この作家は初めてです。裏表紙の写真では、ひげを生やした普通の中年のおじさんに見えますね。で、話の内容はというと、まあ普通の刑事物なんでしょう。ストーリーは家出娘が殺害されて、その犯人を捕まえるということです。その部分ではどうということはないと思いますが、主人公の刑事には分かれた奥さんがいて、その女性との関係とか、心理セラピストとの会話とかの方がよほど興味深かったですね。289ページの本で66章に分かれてるんですから、とりあえず読みやすかったですが、内容が盛りだくさんでしかもあちこち話が飛びますから、かなり消化不良の感があります。それと、この本には前作があるみたいなんで、そちらも読んでいれば多少はましだったのかも知れませんが。でも、ちょっと雑ですね。

スワイショー

2007年02月06日 | その他
 簡単な運動ですが、いろんな効用があるようです。これを百円ショップで買った砂時計を使って3分間やると、けっこうな運動になります。死ぬまで元気でいるためにはやはり運動は欠かせないと思います。でも走るのは負担が大きいので、かえって体に悪いという意見もありますし、なによりもきつい運動は続きませんので、これくらいの軽い運動を続けるほうが取り組みやすいですね。実は先日の健康診断では、高脂血症と高血圧が管理値をわずかに越えてまして、C判定をもらいました。したがって今まで以上に真剣かつ気長に運動に取り組もうと思います。

姿勢が大事

2007年02月05日 | その他
「ながら運動」というのを思い出すたびにやってます。日常生活の中で手軽にできる運動を、ちりも積もれば式にやるんですが、しょっちゅう忘れてます。でも、その本の中で、よい姿勢を保つだけで筋肉が鍛えられると書いてあったので、これだけは実践しようと思ってます。姿勢を保つためには多くの筋肉を使っていますから、常に意識していれば、常時筋トレをやってるのと同様の効果が期待できるというわけです。実はこれもしょっちゅう忘れてるんですが、思い出すたびに意識してやってます。そのうち効果が出てくることを期待してます。

「麦秋」、「東京物語」

2007年02月04日 | その他
 早稲田松竹の豪華二本立てです。通して観ると結構疲れます。
 どちらも小津安二郎の代表作、ということなんですが、私は「麦秋」の方が圧倒的に好きですね。「東京物語」はあまりにもリアルで、身につまされてしまいます。はっきり言って、私は悲しい映画は苦手です。お金まで払って暗くなりたくありませんからね。
 ところで「麦秋」ですが、この映画は私が生まれた前の年の公開です。ですから、当然リアルタイムでは観てないのですが、でも、結構若いときに、多分学校で見たようなんです。ひょっとしたら大学時代かも知れませんが、で、そのときずいぶん感動した記憶があります。昔はこんな映画があったんだと驚きましたね。今回久し振りに観て、矢部たみ(杉村春子)が紀子(原節子)に「息子の嫁になって欲しいと思っていた」と告白して、それに紀子がYesと言う場面で、思わず泣けてしまいました。この息子思いの母親の心情に共感してしまったんでしょうね。このあたりの作品での、原節子のオーラと杉村春子の芝居の上手さというのは、やはり圧巻ですね。
 年をとるというのは、つらいことも多いのですが、人生経験を経るにつれ、映画を観るときの共感の幅というものは確実に拡がっていきますね。これは音楽でもそうですね。音楽なんてストーリーがあるわけではなし、人生経験も関係ないと若いときは思ってましたけど、人間、生きてる限りは気づかないうちに成長しているのかもしれません。

あー疲れた

2007年02月03日 | その他
 先週はあれから悲惨な状況となりまして、木曜日なんぞ、日が替わって、午前3時まで仕事したこともありました。ようやく週末にたどりついた、という感じです。30歳前後の時期には、会社から帰ると朝刊が入っていた、ということもありましたが、それでも定時に出社してましたからやはり元気だったんですね。でも、50を過ぎるとダメ。無理はききません。というわけで今週末はひたすら休養です。