神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

RAVEN BLACK/ANN CLEEVES

2007年10月14日 | 翻訳・英語
 田舎町での女子高校生殺人事件が主題です。「WINNER OF THE 2006 DUNCAN LAWRIE DAGGER FOR BEST CRIME NOVEL」というキャッチフレーズに乗せられて買ったものですが、出来はまずまずといったところでしょうか。一応最後まで、あまりいやにならずに読めましたから。でも内容的にそれほど深みがあるとは思いませんでした。文体が三人称形式なのも気になりました。いわゆる推理小説で三人称形式を採用する場合に、登場人物の内面まで描写するのは問題です。それも特定の人間だけの内面を描写するのは明らかに反則でしょう。それとタイトルと内容との関連がいまいち分かりませんでしたね。というわけで私のように420円のバーゲンで買うんだったら読んでもいいかな、というレベルでしょうか。

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2 コメント

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面白そうな感じですが (梔子)
2007-10-14 15:02:06
田舎町の事件って面白そうですけど。推理小説に深い内容を期待するのは無理かも。
今、"My name is red"by Orhan Pamukを読んでますが、25ページになっても主人公は誰か分かりません!ベストセラーというのに惹かれて買ったんですが。最初ぱらぱらと見た限りでは読めそうだったんだけど。これも、またgive upかなあ。
いまだ"Catch 22"読み終わってないなんて恥ずかしくて言えませ~ん。
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Unknown (神戸の小父さん)
2007-10-15 20:07:36
文学作品は日本語でも難しいですね。私は日本語でも読むのはほとんどノンフィクションで、小説は歴史小説以外まず読みません。一方、英語になるとよほど展開の分かりやすい本でないと続きませんので、若い頃から、日本語ではほとんど読まないミステリなどのエンタテイメント色の強いものを選んで読んでいます。もっとノンフィクションも読みたいのですが、ペーパーバックのバーゲンではなかなか見つけられないのが悩みですね。
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