医薬翻訳の勉強ということで最近は免疫に関する入門書を読んでいます。こういう分子生物学の分野を読んでると、生物というのがいかに複雑な仕組みを持っているのかが分かってきて、本当に驚きます。知れば知るほど、こんな複雑なものが自然に出来るのだろうかという疑問が湧きます。さりとて人工的にこんな仕組みが考えられるかというともっと不可能に思えます。まさに「神」の存在を考えたくなるほどです。単純なウイルスのようなものから何十億年も経っているとはいえ、自然の試行錯誤でここまでのものが構築できるものでしょうか。それと生命のもとになるような有機物が隕石などに含まれているというのも不思議ですね。そういう物質が地球上の生命の源であるとすると、生命というものがこの宇宙でごくありふれたものであっても驚きませんね。要は材料自体そこら中にころがっているのですから、適当な環境さえ整えばごく簡単に生命が生まれるくるとも言えそうです。翻訳の勉強でなくとも、この種の知識を持つと生命の不思議さ、ひいては有難さが分かるのではないでしょうか。
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