これはお薦めですね。この本を読んで初めてこの戦争の実態が分かりました。それとともに英仏という国が形成されていく過程も理解できて、まさに目からうろこでした。
著者は直木賞作家でもあるせいか、非常に読みやすいのもいいですね。この手の本は歴史の先生方がよく書かれているかと思いますが、ともすれば細部にこだわって、素人にはその勘所が分かりにくい傾向があります。その点この本はよく整理されていて素直に頭に入ってきます。もちろん、それでも登場人物の血縁関係はややこしいですが、巻末に付いている系図を見ればそこそこ理解ができます。
昔の英国王室はフランス語をしゃべっていたという話はよく聞いてましたが、これを読むとその間の事情がよく分かります。当時の大陸と英国地域の国力の差と、英仏海峡の狭さを考えると、こういう経緯をたどるのは必然的だったのかもしれません。日本はその点、大陸との距離がそこそこであったのは結果として幸いだったのでしょうね。それと日本の皇室はヨーロッパの王室とは全く違うものだということもよく理解できますね。
著者は直木賞作家でもあるせいか、非常に読みやすいのもいいですね。この手の本は歴史の先生方がよく書かれているかと思いますが、ともすれば細部にこだわって、素人にはその勘所が分かりにくい傾向があります。その点この本はよく整理されていて素直に頭に入ってきます。もちろん、それでも登場人物の血縁関係はややこしいですが、巻末に付いている系図を見ればそこそこ理解ができます。
昔の英国王室はフランス語をしゃべっていたという話はよく聞いてましたが、これを読むとその間の事情がよく分かります。当時の大陸と英国地域の国力の差と、英仏海峡の狭さを考えると、こういう経緯をたどるのは必然的だったのかもしれません。日本はその点、大陸との距離がそこそこであったのは結果として幸いだったのでしょうね。それと日本の皇室はヨーロッパの王室とは全く違うものだということもよく理解できますね。
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