幻の名店「豊」の話 (4)

2014-09-26 21:32:41 | 日記
ある日、いつものように気軽な気持ちで
サンセルコ地下の、あのお店に行きました。



す、すると・・・!!!!!




お、お、お店が、なくなっているのです!!!

張り紙もなく、ただガランドウの空きテナントに・・・。




(@o@)・・・ポカーン・・・




一瞬、何が起こったか分からず、立ちすくむことしばし。

今のこの状況が夢なのか??
それとも今までのことが夢だったのか??



家に帰り、いろいろ考えるも、どうにも腑に落ちません。

ようやく繁盛してきて、固定客も付いてきて
経営も軌道に乗ってこようとしているときに
一体なぜ??なぜ??

たとえ、手持ち資金が底をついて、夜逃げするにしても
まだオープンからほんの数ヶ月しか経ってないよ。

店を畳まざるをえない事情ができたとか、移転したとか、
言いづらいやんごとなき背景があったにせよ
せめて我々くらいには
(↑いくら足が遠のいたとはいえ、月に数回は顔を出してた)
一言くらい挨拶があっていいじゃないか・・・。




いきなりお店ごと行方不明になってしまったことに
大きなショックを受けましたが
よくよく考えてみると
あの素直で朴訥とした2人が突然こんな不義理を働くなんて
むしろ心配なことです。

みかじめ料を取りに来た人たちの不興を買ってしまい
博多湾に沈められたんじゃないかしらとか

商売繁盛を願うがあまり
高価な壷でも買わされてしまったんじゃないかとか

本業をほっぽらかしてビラ配りなんかしてるから
彼女が人さらいにかどわかされてしまったんじゃないかとか

不吉な可能性を考え出すと、きりがありません。




しばらく気を揉みながら
その後のお店の様子も伺っていましたが
その後、戻ってきた様子もなく、他にテナントが入ることもなく
月日だけが刻々と過ぎていきました。
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