おかんの生存戦略

2020-05-24 21:05:56 | 日記
こんばんにゃ。

昨日、久しぶりにうちのおかんと会いました。

いい歳こいて反抗期真っ最中のワタクシ、
盆正月も実家には帰省せず

母の日にも
「自分で欲しいものを買っとき。
 レシートくれたら、後で精算するから。」という
極悪非道の冷酷っぷり。www

(まぁ、どこの家庭においても
 母と娘の関係なんて一筋縄ではいかぬよと
 開き直ってるのでいいのですがwww)




んで、なぜ昨日、久しぶりに会ったかというと
おかんが、日持ちするお惣菜を作りだめして
届けてくれたのです。

今回のお惣菜は
・キビナゴとサーモンの南蛮漬け
・ツワとカマボコの煮付
・チーズ挟みチキンカツ
・ホウレンソウの胡麻和え
・餃子
・肉じゃが
・ピースご飯
 の7種類。

うちのおかんは、意外に料理上手で
たまにこんな風に、お惣菜を作ってくれます。
今回も(悔しいけど)、どれも美味しかったす。

いくら反抗期といえど
もらいっぱなし、というわけにもいかんので
お礼に、営業再開したばかりのレストランで
食事(&酒)を御馳走しながら
お互いの近況など情報交換したのですが

その中で、お惣菜創作のマイルール話を聞いて
HEEEEEEEEと思いました。




この「お惣菜配達便」は、キーパーソンを5人決めて
(姉、ワタシ、弟、甥、姪)
1ヶ月ごとに、順繰りに行ってるんですって。

(そういえば、前回持ってきてくれたのも
 5か月くらい前だったような)

うちのおとんは、52歳の若さで早世して
そのあと20年以上、未亡人をやっているので
おかんは、一人暮らしのプロフェッショナルです。

毎月一度、料理を作りだめて届けることで

・趣味の「料理欲」を満たすことができる
・相手に合わせた献立作成で、脳トレになる
・大がかりな買い出しで、筋トレになる
・自分の食生活バランスも良くなる
・コミュニケーション欲も満たせる
・5か月置くことで、相手の負担にならない


などなど、多数のメリットがあるのだとか。

美味しいたくさんのお惣菜をもらえるなら
いつも反抗してばかりの娘としても
現金なことに、マジありがたい限りで

一人暮らしの後期高齢者が考えたにしては
なんとWin-Winな生存戦略だ!と
思わず膝を打ってしまった次第です。




ワタシの最近の生活はといえば
ここ最近のテレワークで
人と会話をする機会がすっかり減ったことで

もし今後
リストラ、早期退職、定年退職、などした後は
社会との接点が急激に減って
こんな生活になるんだな、と
いいシミュレーションができました。

基本的には、酒と本があれば
わりと機嫌よく暮らしていくことができるのですが

やはり
人様とのたわいもないおしゃべりとか
人様のお役に立ってる実感とかを
ほどよい量で、定期的に、味わわないと
少しずつ、心の何かが痩せていってしまいそうな
予感がしました。

一人では生きていけないのも芸のうち。

オノレの趣味や、強みや、弱みや、
相手のニーズや、適切な距離感などを
セルフSWOT分析して
対象を分散させてリスクヘッジして
オノレが気持ちよく生きていくための
生存戦略を立案・実行していくとは

おかん、なかなかやるじゃないか。




ワタシは、ようやく慣れてきたテレワークも
緊急事態宣言解除やら、業務多忙やらで
先週後半からなしくずしに終了となり

今後は、従来通り
毎日オフィスに出勤することになりました。

大きな怒声、理不尽、悪口、噂話、等々飛び交う
雰囲気が良いとはいいがたい環境ですが

そんな中でも
テレワーク時の心の平安を保って働けるよう
(悔しいけど)おかんを見習って

オノレが気持ちよく生きていくための
生存戦略を立案・実行していこうと思いまふ。





最近の70代はお元気そうで何よりっす。




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