勇気を出す勇気

2023-02-17 21:57:14 | 日記
シオシオのパーの、回復記です。




S兄ちゃんからお墨付きをもらえるくらい
本が好きなワタシは
壁にぶちあたった時はいつも
解決のヒントを、まず本に探しに行きます。

最近であれば

「ケアをひらく」シリーズを読み
大変な立場にある人の意識を
インストールしようとしたり

エドワード・ゴーリーのシリーズを読み
不条理を受け入れようとしたり

手当たり次第に
いろんな本を読んでました。




その中でも、今回一番、
回復のきっかけになったのは
アドラー心理学のベストセラー
「嫌われる勇気」でした。

10年ほど前に発行された本なので
これまでに何度か読んだことがあり
その都度、感銘を受けてきましたが

久しぶりに読み返すと
いやー、沁みること、沁みること!
(T_T)

何度も感銘を受けたはずなのに
いまだ自分の血肉になっておらず

まだまだ共同体感覚を持ててなく
自己受容も、他者信頼も、他者貢献も、
全然できていないことを痛感しました。




何でも
アドラー心理学を心底腹落ちさせて
体現して生きられるようになるためには
今まで生きてきた人生の
半分くらいの時間がかかるんですって。

ということは
40才からアドラー心理学を学び出したとしても
血肉になるのは60才・・・?!

あまりの長さに目眩がしそう。
富子の腹の中から人生やり直したいわ。




アドラー心理学は
人生設計やキャリア設計といった
計画的に人生を歩むことを
明確に否定しています。

それが必要か不要かという以前に
不可能なことである、と。

人生は、連続する刹那なのだから
「いま、ここ」を真剣に生きろ、と。

過去や未来が見えたつもりになるのは
「いま、ここ」を真剣に生きていない証拠、と。

改めて、目からウロコが落ちまくりでした。

とはいえ、またすぐに
ウロコが生えてくるんだろうと思うので
今後も折に触れて読み直そうと思います。

今も、毎日読んでいるのだけど
少なくとも、2月中は、毎日読もう。

弱ってる今だからこそ
水をゴクゴク飲むように
名著を心に吸収しよう。




それにしても、
2013年に第1刷が刷られたこの本。

いまや、世界中で翻訳され
1000万部を超える大ヒット作に
なっているんですね。
すごいこっちゃ!

Amazonのレビューも
2万件以上もの評価が付いていました。
(英語のレビューも付いてた)

タイトルがタイトルなので
「嫌われることを恐れるな」的な
薄っぺらい自己啓発本だろうと
読まず嫌いの人もいると思われますが
もっと、深遠で、劇薬で、厳しい本なんだよ。

足りないのは、勇気。
幸せになるための、勇気。






ですってよ!







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