ベトナムからシンチャオ(2)女の人や男の人

2018-03-18 21:02:29 | 日記
 ほとんどのベトナム人は、不必要な脂肪はついておらず
 小柄で痩せている。

 兵隊たちも、竹ぼうきのように細い手足をだし
 町を漕ぎまわっている輪タクの運転手たちも
 身体の繊維質が浮き出ていて

 植物がうごきまわっているような感じがする。

 (司馬遼太郎)




さて、まずは女の子の話題から。

ベトナムと言えば、アオザイ女子のイメージがありますが
「実際には、
 アオザイを着ている(しかもそれが似合っている)女子は
 そう多くないだろうな」
と、思っていたんですよ。

ほら、日本だって。
伝統衣装である「着物」で暮らしている日本人は少ないじゃないですか。
ましてや、上半身の身体のラインがもろに出るデザインなので
スタイルに自信のある人でないと着こなせないだろうし。

そう思っていたのですが・・・

意外にみんな、普通に着てる!(゜.゜)

そして、腕やウエストは細くて胸は豊かという
アイドル並みのナイスバディ女子が
ビックリするほどあっちこっちにいるのです。

ホテルスタッフや、レストランのウエイトレスさんといった
近距離で観察できる子なんかは特に
あまりのスタイルの良さに、女のワタシでも見とれることしばしばでした。

(いい目の保養をさせていただきました・・・合掌)

なお、視察団として参加していた、他の女性からは

「ベトナム土産を買おうと、下着屋さんに入ったら
 ブラジャーがどれもこれも、分厚いパットが入っていた」

という証言を聞いたため
豊かな胸という点については、ちょっとアレかもしれませんが
ほっそりスリムな体形の人が多いのは確かです。




男性も同じく、ほっそりした体型の人が多いのですが
ちょっと意外で驚いたのが、「オジサンの笑顔のかわいらしさ」です。

ふとした挨拶でチラリと目が合うときですら
みんなすぐに自然な笑顔になってくれて
それは老若男女全般に言えることなのですが

女子供ならともかく
男性、しかもいい齢こいたオジサンになると
ふとした挨拶レベルで、すぐに屈託のない笑顔になれる人って
日本ではあまり見かけないじゃないですか。

オジサンでも、こんなにかわいい笑顔になれるのかというのが
いい意味でのカルチャーショックでした。




そういえば、もう一つ。オジサンは、よく喋る!

2~3人とか、7~8人とか、人数はまちまちですが
中高年のオジサンたちが、円陣を組んで
ぺっちゃらぺっちゃら延々とおしゃべりしている光景が
道端のあちこちで見られました。

これも日本ではなかなか見ない光景でしょ。

「ぺっちゃらぺっちゃら延々とおしゃべり」って
非常に高いコミュニケーションスキルがないとできないことだと思うので

通訳ガイドさんに「これはすごいことですね!」と話すと

「みんな、人の話は聞かず、自分の話ばかりしてますよ」
と、冷静な回答が返ってきて、笑ってしまいました。

まぁ、それはそれで、楽しいならいいか。wwwww

ちなみに、同じく通訳ガイドさんの話によると
ベトナム人は寂しがり屋さんが多く
出張先のホテルでも、仲間たちと相部屋に泊まりたがるんですって。

男同士で一つのベッドに寝るのも
(セクシャルな意味は無く)全くモーマンタイだそうです。

大臣クラスの偉いオジサンたちであってもそうらしいので
想像すると、何となく微笑ましい光景ではありませんか。




スタイルのいい素敵女子たちと、笑顔が可愛い素敵男子たち。

実際には、日本人から見た「親しみやすさ」の裏側で
したたかさ、プライドの高さ、約束を守らないルーズさ、などなど
いろいろあるんだろうけれども
まずは、いいところからカウントしていきましょうぜ。




 ベトナム人は、うわさが好きである。

 うわさは、市中の市場でつねにうずまいており
 かれらが市場へゆく目的のひとつには
 うわさを仕入れにゆくということもあるらしい。

 たとえば解放戦線がいつ攻勢に出るかというような
 生命に関することになると
 幾度かに一度は意外な正確な的中率を占める。

 (司馬遼太郎)
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