ヒトゴトの3年間 ①自己責任

2024-03-14 20:03:12 | 日記




(ワタシは89。あなたは?)




このたび
4月から別の部署へ異動になる
という内示が出ました。

人事部門の部署に来てちょうど3年、
またイチから
遅れてきたルーキーのやり直しです。

足元には、果たせなかった夢の燃え殻が
散らばっている状態なのが残念ですが
仕方ありません。

この3年間の振り返りを記録しておくYO。




まず、一緒に働いてきた仲間について。

さすが、人間相手の仕事をしているだけあって
心優しく、人思いの社員が多い部門でした。

特に、労務や採用や教育など
各部署の部長さんは
多分、普通の社員が想像する以上に
真摯に真剣に「社員のため」を考える
熱い上司が多かったです。

ワタシは
人事部門全体を取りまとめる部署にいたので
部長さんたちと直接やりとりすることが多く

部長さんたちが、密に連携しながら
仕事をしている様子を見るのは
嬉しい驚きでした。

(今まで経験してきた部署は
 縦割り文化が多かったので・・・)





配属2年目になると
同世代の女性(アップルさん)が
直属の上司として、中途入社されてきました。

いくら百戦錬磨の優秀な方とはいえ
いきなり、見ず知らずの人(しかも同世代の女性)が
上司になるなんて
やっぱ、正直言って
面白くない気持ちはありました。

しかし、いざ一緒に働きはじめてみると
知識も経験も能力も人柄も佇まいも
非の打ちどころがないほど素晴らしい人で
こんな人が三次元で実在するんだと
まじでビックリしたものです。

仕事上では、互いの意見が食い違い
議論になることもありましたが
どうやったらこのスーパーウーマンをギャフンと言わせられるかと
あれこれ考えるのも、いい勉強になり

短い間でしたが
アップルさんの部下になれて良かったと
今ではつくづく思います。




こんな、上司にも同僚にも恵まれた
素晴らしい人間関係の部署。
非常にありがたいことなのですが・・・

しかし、実はワタシは
異動願を出していたのです。

なぜならば、仕事の内容が
ワタシの適性に合ってなくて
少々つらくてねぇ・・・。😭

もっとも、どこの部署にいても
少々つらいことなんて
いくらでも溢れているものです。

なので、異動できてもできなくても
どっちでもいいのだけど
願わくば、どこの部署でもいいので
とにかくここじゃないどこかに行きたいと
無責任なワガママを言っていたら
まさか、実現してしまった!(汗)




ちなみに
今の会社に入社して約20年、
異動願が実現したことなんて
ほとんどありませんでした。

大半は
思いもかけない時期に、思いもかけない部署へ
突然、示達されるものです。
(サラリーマンなんて、そんなもんだよな)

しかし、今回は
他ならぬ、自分自身が希望したタイミングで
外に出してもらえるんだから
新天地でがんばるしかないべと思う反面

「せっかく、恵まれた環境だったのに
 この程度のストレスで、自ら飛び出すなんて
 もったいないことをしたんじゃない?」

「次の部署では、
 もっとストレスフルな毎日になり
 異動希望を出したことを後悔するかも?」

と、不安も押し寄せています。




どちらにしても
クヨクヨ、ソワソワ、した状態が
ワタシのホメオスタシスかもな。。。(苦笑)




 幸福というのは瞬間であって
 逆説的ですが、本当の幸福の場所は
 幸福でないところにある。
 あこがれているときとか
 あるいは思い出すときとか。

 不幸こそむしろ
 時間をずーっと貫いている。
 なんかものたりない、寂しい、つらい、切ない、とか
 「何をしても満足感がない」という気持ちは
 ものすごくリアルでしょう。
 自分の底流のように続いている。

 (鷲田 清一)







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