20歳のネパール人、アプサラ嬢。
1年半ほど前に来日し
我が家の近所に住んでいます。
ある日、ひょんなことから
慣れない日本生活のサポートを
したことがキッカケで
仲良くなりました。
なのですが、彼女は
この春、福岡市内の日本語学校を卒業し
更なる進学のため
首都圏へ転居することになりました。
(卒業式は、シックなサリー姿にて。
大人っぽくて素敵!)
いよいよ明後日が引越しなので
昨晩は、近所のネパール料理店で
壮行会をやりました。
たった1年半の付き合いだったけど
子どものいないワタシにとっては
イマジナリー娘として
おせっかいを焼いてきた縁なので
寂しさもひとしおです。
彼女はこれからきっと
首都圏で学び、就職して、結婚して、
福岡に戻ることは無いでしょう。
多分これが今生の別れになるんだなと
口には出来ない切ない思いを
お酒と一緒に飲み込みました。
ちなみに、最近の日本の動きとしては
上京する若者が減っていて
首都圏の大学生のうち
地方出身者が占める割合は
1/3にも満たないんですって。
(文科省の2023年度調査で、32.6%)
経済的な問題とか、情報格差の解消とか、
いろんな理由はあるのでしょうが
思ったより少ない数で、びっくりしました。
そんな中、せっかく慣れた福岡生活を捨て
進学のため上京するアプサラ嬢。
地方都市で収まるよりも、上京した方が
収入面も、将来の選択肢も、出会いも、
増えることは間違いありません。
バイト探しも、友達づくりも、
またイチから新生活を始めないといけない
のは大変でしょうが
若いから、何とでもなるでしょう。
七吉母さんは、遠く九州から
貴女の未来を応援してるよ。
浅い縁のワタシですら
こんなに切ないくらいだから
ネパールに住んでいる、本当のご両親は
18才の娘を、外国に送り出すとき
さぞかし、切なかっただろうな。
日本中で、世界中で、古今東西、
子離れの切なさを味わう親御さんは
山のようにいると思うと
ホント、世のお父さん・お母さんには
つくづく頭が下がります。
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