友だちの作り方を知りたい

2023-05-05 08:52:52 | 日記




 対話は、
 他人と同じように考え
 同じような気持ちになるために
 試みられるのではない。

 語り合えば語り合うほど
 他人と自分の違いが
 より微細に分かるようになること、
 それが対話だ。

「分かり合えない」「伝わらない」という
 戸惑いや痛みから出発すること、
 それは、
 不可解なものに身を開くことなのだ。

(鷲田 清一)





おはよーございナツ。

昨日は、アプサラ邸での
ネパールホームパーティーに
お呼ばれしてきました。

5種類もの美味しい手料理を
準備してくれていて
味も本格的!(当然かwww)



イマドキの若い子だから
インスタントラーメンばかり
食べてるんじゃないかと
心配していましたが
(謎の偏見 (^^;)
料理上手と分かって嬉しいわ。




さて。

ちゃぶ台を囲んでおしゃべりする中で
彼女たちの日常生活が
少しずつかいまみえてきました。




アプサラちゃんは
ラマちゃんという同世代の友人と
ルームシェアして暮らしています。

2人は、日本語学校の学生さんです。
留学ビザで、日本に滞在しています。

学費や、生活費や、
渡航費用の借金返済は
アルバイトのお給料で賄っています。

日本語学校の授業は
平日9時〜12時の、3時間のみ。
残りの時間に、しっかりバイトを入れて
稼ぎたいところです。

しかし、アプサラちゃんは
日本語がカタコトしか話せません。
そのため、アルバイト先も限られます。

(ルームメイトのラマちゃんは
 まだ比較的日本語が話せるため
 ネパール料理店のランチタイムの
 アルバイトをしている)


アプサラちゃんのアルバイト先は
佐賀県多久市にある
車のシートベルトを製造している工場。

時間帯は、日本人の求人が集まりづらい
深夜のシフトです。

夕方になると、JR竹下駅まで
工場のバスが迎えに来ます。
多久市は遠いので、片道1時間もかかります。

工場で夜から朝まで働いたあと
そのまま学校へ行く日もあり
つい居眠りをしてしまったりもしますが
家で宿題はちゃんと頑張ります。

学校も、アルバイト先も、
周りにいるのはネパール人ばかり。
なので、ついつい
会話はネパール語ばかり使ってしまいます。

2022年11月から日本に来ており
半年以上経つというのに
いまだカタコト日本語しか話せないのが
目下の悩みです。

日本人の友達が欲しいけど
出会う機会がありません。

一つの学校にいられる期間は
限られています。
なので、留学ビザを更新するには
転校を繰り返すしかありません。

そのため、日本できちんと就職したい。
職業は、介護士を目指しています。

介護業界で働くネパール先輩もいることから
仕事のイメージがつきやすいこともあり
介護士になりたいと思いました。

ゴールデンウィーク中は
アルバイトも学校も休みなので
ゆっくり寝れるのはありがたいけど
家に一人でいるのは寂しいです。

吉塚や大橋にも
ネパール友達が住んでいるので
暇な時にはよく電話でおしゃべりをして
無聊を慰めています。

・・・といった感じ。




いやー・・・。

外国人労働者の話は、前々から
本やテレビやネットでは聞いていたけど
こうやって、個人的に仲良くなった子から
リアルな話を聞くと
何とかしないといけないな、と
強く感じます。

この搾取ループから抜け出すには
まずは、日本語の習得。
しかも、読み書きよりも
話し聞く力をつけることからでしょうね。

ワタシたちが
日本人の友だちになるのはもちろんですが
もっと地域に根付いて
近所の方々と、気候の挨拶をしたり
雑談を交わしたりできるよう
橋渡しをしたいと思います。

とはいえ、日本人でも
「近所に友だちを作る」って難しいのに
さてどうしたらいいんだろうね?!(汗)








(日本語でバカバカしい雑談をするって
 とても高度な日本語能力がいるし
 一緒にバカができる友だちがいるって
 ありがたいことなんだなー・・・)









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コメント
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