2017.12.15(金)晴れ
上林の著名な峠は巡ってきたつもりだが、どういうわけかこの木住峠だけは訪れていなかった。京街道の大栗峠や洞峠、若狭と繋ぐ猪鼻峠や舞鶴に向かう胡麻峠などに比べてマイナーな感があるのだけど、それは現在の感覚であって丹後岸谷村から田辺(舞鶴)に向かう木住峠は上林の峠では最も重要な峠の部類に入ると思っている。冬の悪天候の中、唯一小春日和が約束されたこの日に神子峠から木住峠を目指すこととする。
2017.12.14(金)晴れ
メンバー:小原英明 工忠照之
タイム :工忠宅発 10:40
神子峠取り付き11:00
鉄塔のコル 11:20
竹のピーク 11:30
第二の鉄塔 11:35
迷いのピーク 11:55 12:00戻る
461mピーク12:35 12:55出発
493mピーク13:30 13:35出発
小吹峠 13:50 13:55出発
小ピーク 14:10
437mピーク14:25
林道出合 15:00
遊里バス停 15:35
小春日和という予報とはうらはらに気温も低く時折時雨れたりする。そのうち晴れてくるだろうと取り付きに急ぐ。先日の雪が残っており、稜線近くは5cm近く残っている。竹のピークまでは既に歩いたルートなので気楽に登る。夏と違って闊葉樹は葉を落とすので見晴らしがきく、夏には菅坂峠に向かうべく間違ったルートが今回のルートだ。鉄塔のコルから地形図通りのルートが目視できる。
鉄塔のコルからこれから歩く主稜線がよく見える。竹のピークはその名のとおり。
竹のピークとは我ながらうまく命名したものだと思うが、一面竹の生えたピークの北に白滝と水梨をむすぶ神子峠があり、南進すると小吹峠に向かう主稜線である。すぐに稜線上の鉄塔に出会うが、三国岳をめぐる地域は送電線や鉄塔を使ってルートファインディングできるのだが、これより南はそれらが無い。この鉄塔が最後かと思うと何か心細くなる。人の入らない、見通しのきかない、稜線のはっきりしない上林の山はアルプスよりもルートファインディングが難しい。でもそれがかえって面白くなってきた。アルプスじゃあ地図もコンパスも使うことはまれだったが、ここでは5分ごとに確認することもある。つづく
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