晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

お米の味 10/2

2011-10-03 | 日記・エッセイ・コラム

2011.10.2(日)曇

 めっきり秋らしくなり朝晩が過ごしやすさを通り越し寒くなってきました。ついこの間やったような気がする衣替えを又してもする必要がある今日この頃です。
 上林に来て従来と変わったことの一つがお米の飯を沢山食べるようになったことです。力仕事が増えたということもありますが、第一の理由は御飯が美味しいということです。綾部市立病院の食堂の御飯について文句を言うのは上林の住民が最も多いということです。それだけ上林のお米が美味しいということですが、美味しいお米を食べていると、美味いまずいが判ってくると言うのも本当です。日常ベースとして食べているのは上林のお米ですが、様々な機会にあちこちのお米を頂くことがあります。昨年など魚沼産コシヒカリも賞味しました。上林のコシヒカリでも地域や生産者によって味が異なります。その違いが判るようになったのです。
 今まで都会で市販のお米を食べていたときには、品種や生産地域の違いが少しも判らなかったのです。今、地域や生産者の違いで味の違うことが判るのはなぜなんでしょう。
 学生時代に大きなお米やさんでアルバイトしていました。そしてそこで一番売れているお米はそのお店のブランド名が付いているのですが、いわゆるブレンド米でした。その当時はコシヒカリだのアキタコマチだの高級米はありませんでしたが、京都の二等米に北海道の四等米を何パーセントか混ぜると言うようなことをしていました。これはずるいことをしているというのではなくて、店主に言わせると、混ぜる方が美味いのだと言っていましたが、私は味というか品質が均一になるということだと理解しています。同じ所で同じ商品を買っているのにたんびに味が違うというのは良くないことなのでしょう。Img_1442
 
昨年の新米グランプリはこのお米でした。
やっぱ天日干しですね。


 市販の商品は今でも同様なのではと予想します。つまり、何々産コシヒカリといってもその産地のコシヒカリを混ぜて、味が均一になっているのではないでしょうか。そうだとすると、市販のものを食べているときにお米の味の違いが判らなくて、今生産者毎のお米を食べているとその味の違いが判るのは当然のことです。ピュアなものを食べているからです。そのことは必ずしも良いことでもありません、当たりはずれがあるからです。おいしいお米にあたったときにはラッキーな感がしますが、はずれたときは30Kg食べきるまで悔しい思いをしなければなりません。
 さて今年は上林産の新米二種を頂きましたが、まだ優劣を云々する状態ではありません。というより、新米の味を充分に引き出す炊き方が難しいと思います。Img_3844
 
今のところ一番美味いのは、これって言ってもわからないか。
古米です。


 同じ生産者でも古米の方が美味しいということもあります。同じようにやっていてもその年の気候条件や収穫時期や乾燥の状態などで変わってくるのでしょう。米の味って奥が深いものです。

【作業日誌 9/2】
第三木小屋屋根張り

今日のじょん:ミツバチやアシナガバチは受粉などで活躍するので殺してはいけないのですが、今の時期のスズメバチは困りものです。人間でも強烈なので、小さな犬が刺されたら大変と思い、蜂捕りをぶら下げました。あっという間に一杯捕れてちょっと驚きです。Img_3849 
 
 
  

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