晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

土器出土 5/3

2009-05-04 | 日記・エッセイ・コラム

2009.5.3(日)晴、曇

 田植えの最盛期となっている。早朝から苗を積んだトラクタが走り回って忙しそうだ。ところが農家でないサラリーマンは暇をもてあましている。このコントラストが面白いと言えば面白い。
 「晴徨雨読」の名のとおり晴れた日はあちこち彷徨い、雨の日は読書に没頭するつもりであったが、なかなかそうは問屋が卸さない。疲れ果てて本の一頁も読まないうちに眠ってしまう。その中で日曜日の読売新聞のよみうり堂という書評の欄は大変興味深い本の紹介があって楽しい。今日は東京大学出版会の「キリシタン時代の偶像崇拝」という本の紹介があり、秀吉や徳川幕府がキリスト教を禁教とした経緯についての説などが記載されているそうである。7,200円もする本だから手にすることも無いだろうし、図書館に所蔵されることも期待できない。私が自転車旅行中に長崎、津和野を訪れてキリシタンの弾圧、殉教についての疑問(2007.4.16参照)に少し答えてくれているのではないかという期待はできる。ただ、評者が「ではなぜ幕府を否応のない地点に追いつめる殉教者が生まれたのか?今度はその問いを是非著者に尋ねたい。」と締めくくっているのは残念ながら私の疑問には答えて貰っていないようである。私は殉教者というのは意図的に作られたものではないかと考えている。
 晴徨はできないが、木小屋ができたので薪切りを始める。昨秋から集めた薪を生木の内に切ったり割ったりしなければならない。据え付け型の丸ノコがあればきれいに簡単に切れるのだろうが、そのようなものも無し、チエンソーで一本ずつ切ってゆく。直径10cmまでの細い木は何とも始末に悪い。チエンソーで切るには固定できないのだ。このためにこしらえた馬もあまり役に立たない。そこで杉の木の二股、三つ股に枝分かれしたのを地中に埋め込んで、馬と併用してみる。完璧とは言い難いが少しは安定するようだ。安全にかつ効率的な玉切りの方法を模索したい。この杉の枝を埋め込むために穴を掘ったところ、またしても土器のかけらが出てきた。ほんのかけらなのでどのようなものか解らないが、前回出てきたもの(2009.3.31参照)より薄くて焼も硬い。Img_2343 実は土器の出土について有力な情報が寄せられた。先日小林さんから聞いたことなのだが、じょんのび谷は古くは「かまだに」と呼ばれていて、この谷間に土器を焼く窯があったそうだ。だから土器の破片が埋まっていてもおかしくないということだ。さてその窯が何時の時代のものか、どの当たりにあったのか定かではない。古いことを知っておられる方も紹介して貰った。またひとつ謎解きの楽しみも増えたわけである。それがために土を掘り返す余裕はないが、とにかく出土したものは記録して保管しておこう。
【作業日誌 5/3】
薪切り

今日のじょん:ハナちゃんが遊びに来た。放してやるとじょんははしゃぎすぎで調子乗りだから、相手に嫌がられる。どうも加減というのがいまいち解らないようだ。マック隊長のようにがつんとやられたら、後はしやすいようだが、ハナちゃんはそこまでやらないので、うまく遊べない。Img_2336 Img_2337 Img_2338      




じょんが強引なので嫌がっておとーさんの後ろに隠れてしまった。
車に乗ったハナちゃんにしつこくアプローチ
ハナちゃんは「プップー」と言うと車に乗り、シートベルトをする交通安全犬。

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