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「忍者じゃじゃ丸 ~銀河大作戦~」 レビュー (ファミコン)

2018-06-22 21:00:38 | ファミコンレビュー
じゃじゃ丸くんシリーズ(ファミコンでは最後の作品)
サイドビューアクション
ジャレコから発売
1991年3月29日発売


特徴

Bボタンでダッシュするのだが
溜めダッシュという形になる。

Bボタンを離すとダッシュする。
長いこと押していると回転し始めて体当たり判定ある。
それ以上押しっぱなしするとキャラがバテて少しの時間硬直する。

ジャンプ中にハンマーを繰り出すので
その状態のみ、敵を踏む事が可能。
敵を踏んでちょっと跳ねた直後に敵が直下にいて
ハンマーを出していない状態だとダメージを受ける。

壁によっては張り付く事が可能。


キャラは『じゃじゃ丸』と『さくら姫』のどちらかを最初に選択する。
途中交代は不可(コンテニュー含む)


キャラ紹介

じゃじゃ丸:ダッシュ発動が『さくら姫』より速い。
 ジャンプ力は『さくら姫』より低い。

さくら姫:ダッシュ発動が『じゃじゃ丸』より遅い。
 ジャンプ力は『じゃじゃ丸』より高い。

操作方法

上キー:ステージ最後に良く置いてある的みたいなもので押すとステージクリア(またはワープ)
下キー:しゃがむ
左右キー:移動

Aボタン:ジャンプ、
 壁張り付き時、上に向かってよじ登る
Bボタン:溜めダッシュ発動、取得した武器の使用
 Bボタンを離す:ダッシュ
 Bボタンを離す+左右キー+Aボタン:ダッシュジャンプ

  ※Bボタンを離した直後にAボタンを押しても
   ダッシュジャンプが発動しないので注意



あらすじ
「じゃじゃ丸」と「さくら姫」は
1000年に一度の流星の雨が降る夜に
空を見ていると
山の向こうで何かが落下したのを目撃した。

じゃじゃ丸「何だあれは!?」
 見に行ってみようよ!」

落下したものを見ると得体のしれない代物だった。

さくら姫「…な…何これ?何だか怖い…」
じゃじゃ丸「何か怪しいぞ 入ってみようよ」(怪しいものに入ろうとするかぁ?)

サイヤ人のポッドにトゲが付いた程度の大きさの乗り物に入る。
中は意外と広い。(本体部分が地中に埋まっていた可能性はある)

乗り物に入ると通信が入って来た。

「あーあー…聞こえるかな?…」

王冠をかぶり髭が生えた顔がオレンジのオッサンだった。

「親愛なる宇宙の友よ。わしは銀河大王です。
 ドン・デストロイダという奴が
 わしの大事な星を
 恐怖の機械惑星に変えてしまったのだ!
 そして、平和だった宇宙がもう、無茶苦茶なのだ!
 この武器(ハンマー)で悪いロボットをやっつけてほしいのだ!
 そしてドン・デストロイダを」

通信が消える。

じゃじゃ丸「何だか面白そうだぜ!行ってみよう!!」

という訳で、じゃじゃ丸達はその宇宙船に乗り宇宙に向かうのだった。


得点は35点

良い点
・じゃじゃ丸くんシリーズ

悪い点
・溜めダッシュに適さないステージ構成
・ポーズがかからない
・2面後半(壁蹴りの操作性)


良い点の解説
・じゃじゃ丸くんシリーズ

 じゃじゃ丸くんシリーズが好きならプレイする価値はあるんじゃないだろうか?
 (シリーズものを誉める時よく使うフレーズだよな…)


悪い点の解説
・溜めダッシュに適さないステージ構成
 溜めダッシュという仕様上、
 発動するイメージは『急発進』って所なんだよね。

 1が歩きスピードで10が最速とするのなら…
 「スーパーマリオブラザーズ」が1~10の加速で自分で調節が可能。
 本作は1か10の加速。

 ダッシュというよりは発射するような勢い。
 それなのに、小さい足場に飛び移れなんて事が多く非常にやりづらい。
 壁を飛び越えるようなステージ構成にするのが望ましかったんじゃないのかねぇ…

・ポーズがかからない。
 スタートボタンを押してもポーズがかからないんだよな。
 どこかのサイトでは強く押すとか書いてあったけどかかったためしがない。
 ゲーム中トイレも行かせてくれんのか?
 しかもこのゲーム、タイムの減りが速いし


・2面後半(壁蹴りの操作性)
 2面後半エリアは多くのプレイヤーを挫折に追い込んだ事だろう。
 髭人もガキの頃、どーしても越えられず挫折した。
 ネタバレになるが…
 まぁ、ここで言っておくか?
 どんなステージかというと

 左右が壁という筒形の縦長ステージであり
 上にあるゴールに向かって壁を伝って上に行くのだが…
 壁蹴りジャンプがこの上なくしづらい。
 早い話が壁蹴り部分の操作性が極めて劣悪なのだ。

 左右端から壁をよじ登り、中央にある上下に動く足場に飛ばなければならないのだが
 操作が難しくチョロっと小さい跳躍しか発生しない事態が多発。
 当然、小さいジャンプだと下部に落下する。
 それで慌ててしまってコントローラをあたふた操作してしまい
 最下部まで落ちてしまうなんて自体にすらなりうる。
 そして無情なタイムオーバー。


 打破の仕方としては
 100%ではないが
 壁で壁側にキーを押しながらAボタンを押すと張り付きながらよじ登る。
 その登り方は少しずつというわけではなく一定の距離をジャンプするような感覚であり
 その上昇が終わったと同時に跳びたい方向にキーを押しつつAボタン。
 って所だろうか?
 壁に触れている状態で左右キーだけ押しているとずり落ちる。
 ずり落ちている状態でジャンプしようとすると
 小ジャンプしか発生しない(気がする)ので
 壁登りジャンプ直後に反対側にジャンプするのがいいんじゃなかろうか?
 ちなみに、ここではジャンプ力が物を言うので

 ハッキリ言ってこのゲームは「じゃじゃ丸」より「さくら姫」でプレイするのが望ましい。



まぁ…
ハッキリ言えば「スーパーマリオブラザーズ3」の『じゃじゃ丸』版って所か?

但し遊びやすさは「スーパーマリオブラザーズ3」の方に軍配が上がる。
溜めダッシュは決して悪くないけどそれに合わせたステージ構成じゃないし
ボスなんか踏めているはずなのにハンマーの発動にズレが生じるらしくやられる事多発。
それに伴い雑魚にやられるケースが出るし、そして壁蹴りメインの2面後半、実に不快である。

アイテムの量、敵の種類、ステージの数。
そして操作する快さでスーマリ3に劣る。
それが2年半も前に出たと考えるとねぇ…
(スーパーマリオブラザーズ3、1988年10月23日発売
 本作、1991年3月29日発売)

まねて作るのは決して悪ではないけども…
向上させてくれへんと…

これがファミコンのじゃじゃ丸作品最後とはなぁ…

にしてもアイテムの3つ集めることになる「J」「S」「A」の効果は何やねん。
スタートボタンやセレクトを押しても発動しない。

調べても出てこない。
「J」は『じゃじゃ丸』、「S」は『さくら姫』って気がするが
「A」は何やねん。
誰か教えて…(検証する人もいないのか?)




ここからがネタバレ






















ストーリー的に言えば
恐怖の機械惑星に変えたという極悪の「ドン・デストロイダ」って話だが…
劇中そんな悪い奴って感じがしないんだよなぁ…
ゲームの流れを書こう。



5面(ラスト面の1つ前)の奥

ドクロの帽子をかぶった赤い奴と『銀河大王』がいる。

ドクロ帽子(仮名)「ふふふふ…。
 俺は、デストロイダの一番の部下だったのだが、
 あいつのやり方は、あまりにひどすぎる事に気が付いたのだ。
 今から、奴の星に向かうぞ!
 デストロイダを、やっつけてくれ!」

銀河大王「おお!地球の人よ!
 あなたたちは、宇宙の希望だ!
 ドン・デストロイダは恐ろしい奴
 どうか、どうかお気をつけて!!」

6面、ワイリーマシンのようなデカイ機械を倒す。
 第二形態があるかと思いきや…なし…


ドン・デストロイダ「ふうふう…、お前は…
 何て強いんだどん!!
 私を倒せるとは、地球人も見くびれないどん!
 …それに、お前を見ていると、
 何だか心の真ん中あたりで
 少しずつ、優しい気持ちが
 広がっていくみたいだ…どん!!
 …よ~く 考えてみると、みんなには
 随分 悪いことをしたどん
 これからは、一緒に、宇宙の
 平和を、大切にしようどん!」

宇宙船に移動する『さくら姫』と『じゃじゃ丸』

ドン・デストロイダ「出発の準備はいいどん?
 無事に、地球に帰ってくれどん
 …私は、お前達に会えて
 本当に良かったどん」

銀河大王「勇敢なる、地球の人よ
 本当にありがとう
 あなた達の活躍で、
 再び平和が戻りました
 どうか、ご無事でお帰り下さい
 あの美しい星、地球へ」


と、『じゃじゃ丸』と『さくら姫』は地球に戻り、
お月見を再開しスタッフロールという運びとなる。


『ドン・デストロイダ』を見る限り語尾に「どん」と付けるなかなかひょうきんな奴なんだよね。
ゲーム中で酷い台詞もないし、人々を虐げているような描写もないし…
そもそも、最初の台詞がボス倒した時の改心の台詞だし…
戦っていたら優しい気持ちが芽生えるなんて良い奴でしかないだろ。
それにうどん好きみたいだし(ちげーよ)
いずれにせよあまりしっくりくる内容ではなかった。


それにしても、
これがファミコンの「じゃじゃ丸」くんシリーズの最後を飾る事になろうとはな…
髭人はこれにてファミコン版の「じゃじゃ丸」くんシリーズは制覇した。
折角なのでシリーズの感想でも述べてみるかな?

1作品目「忍者じゃじゃ丸くん
2作品目「じゃじゃ丸の大冒険
3作品目「じゃじゃ丸忍法帳
4作品目「じゃじゃ丸撃魔伝 ~幻の金魔城~
5作品目「忍者じゃじゃ丸 ~銀河大作戦~」


敢えて2作品目から紹介するが

2作品目は、1作品目の特徴の基本的に敵に触れても死なないって
要素を排除してしまった結果、どこでも見かけるアクションゲームでしかなく

3作品目は、RPGに手を出したものの
既にドラクエ3が出ている世でドラクエ1と2と桃太郎伝説を混ぜたような作品を出す。
但し、質はそれらの盛大な劣化品。

4作品目は、アクションRPGに手を出すが
これはトップビューで既に出ているディスクシステム版の「ゼルダの伝説」のようなゲーム。
バランスは当然、ゼルダの方が優れる。

5作品目のサイドビューのアクションに回帰するが
宇宙を舞台にするというぶっ飛んだことをやり、
上記で書いた通り「スーパーマリオブラザーズ3」の劣化版のような出来。


安易に世間のメジャー作品に飛びつくような道に走り
『じゃじゃ丸』君の魅力を引き出す事をしなかったのが非常に惜しまれる。
しかもそれらの劣化版だしなぁ…

『さくら姫』も助ける立場であったり一緒に冒険する立場であったりと作品ごとにまちまちだし…
舞台に至っても日本から世界で大冒険したかと思ったら日本にもどったり宇宙に行ったり…
ただの迷走でしかない。

というかタイトル自体も

「忍者じゃじゃ丸くん」から「じゃじゃ丸」になったかと思えば
本作のように「忍者じゃじゃ丸」という一貫性の無さ…

思えば「くにおくん」シリーズも一貫性がなかったな。
タイトルとか取り上げる題材とかでね。(「ダウンタウン」「熱血」「くにおくん」)
「運動会」とか「時代劇」とか…
でも、あっちは1つ1つの出来が良く面白いのは本当に面白かったもんなぁ…
こちらとは違って…(悲しい)


さて、「じゃじゃ丸くん」シリーズのその後を語るとすると…

1997年に
「忍者じゃじゃ丸くん 鬼斬忍法帖」

というのがセガサターンとプレステから出る。
プレイ動画を見た。コレと言って面白くなさそうな3Dのアクション。
ゲーム内に入っているファミコン版の「忍者じゃじゃ丸くん」の方が面白そうであった。
後は携帯ゲーム機やらで何作か出ているがいずれも知名度は限りなく低い。

現在(2018年6月時点)で最新は
2013年に出た

3DSで発売された
「忍者じゃじゃ丸くん さくら姫と火竜のひみつ」

のようだ。
動画を見たが
独自要素もなくこれと言って特徴もない平凡なサイドビューアクションの域を出ない作品。
ただ単に「じゃじゃ丸」の名前を冠しているだけである。

ちなみにこのゲーム内にも「忍者じゃじゃ丸くん」がミニゲームとして収録されている。
またかよ…
あまりに…あまりにも…
過去の栄光を縋り過ぎだろ…

こうも新しい機種で出る毎に何度も最初の作品を出されるとありがたみが皆無だし
初期作品を超える事が出来なかったことを暗に認めているに過ぎない。


「じゃじゃ丸」君の特徴と魅力と言えばさ。
2作品目で排除された

「基本的に敵に触れても死なない」

って要素は「忍者君」から引き継いだ他に見られない面白い仕様である。
これを進化させればなぁって…
「スーパーマリオ3」のように正統進化を狙ってもいい。
空を飛んだりとか折角忍者なんだから忍術などで変身したりとか…

後は対戦特化にしてもいいんじゃないだろうか?
敵を押し付け合ったり、敵を投げてそのまま相方に当てるとかね。
面白くなりそうではないだろうか?

1作品目で完成し、対戦特化の道に走ったか…
ピンと思い当たったのが「ボンバーマン」だ。
進化する事は殆どなかったものの対戦という要素で大いに盛り上がった。
こういった道を走っていれば知名度も上がり、
ボンバーマンと比肩するような優良な対戦ゲームになったんじゃないかって…
そう考えると非常に悲しい…



他作品のいいとこ取りをもくろむなんてセコイ事せんで
忍の道を極めるようなストイックさを見せていれば少しは違っていたんじゃないかねぇ…
やりようによっては『ガマパックン』のように敵を何でも食べてしまうような
無敵のシリーズにもなりえたんじゃないかって思えてしまうのが残念で仕方ない。

「忍者じゃじゃ丸くん」シリーズ
あれこれ世間のゲームに目移りしていただけでドロンとばかりに忍術で自分自身が消え失せた…
そんな哀れなシリーズってところだろうか?





無念!!




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アクション
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