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「遊人 雀獣学園」 レビュー (スーパーファミコン)

2022-05-13 21:00:59 | SFCなどのレビュー
1VS1麻雀
キャラクターデザインが「遊人」氏
発売は「バリエ」
1993年11月19日発売


ストーリー

 ゲーム内のテレビ画面から少女が声をかけてくる。

 「聖万華女学園」の2年生『しおり』『ゆかり』『まどか』は
 学校のコンピュータで遊んでいると急に悪魔が現れ
 その悪魔が学園を乗っ取りコンピュータ内の魔界に学園ごと引きずり込み、
 学校に残っていた人たちを『雀獣』という魔物に変えてしまったのである。

 彼女たちが言うには『雀獣』に変えられた人と麻雀をして勝つことで浄化され
 元の人間に戻せるのだという(何で知ってるの?)。

 3人はプレイヤーに向かって自分たちの身体を使ってそちらの世界から手を貸して
 みんなを元に戻し最終的に大悪魔『ジャングラー』を倒してくれと頼んできた。

 


特徴

・ストーリーモードのみ

 ゲーム自体にはストーリーモードしかない。
 2人打ちや4人打ちはなく、ミニゲームなどもなく
 一応、後述する『雀獣』から浄化した普通の女子とは再度対局が可能なので実質彼女らとの2人打ちは可能ではある。
 但し、相手は浄化した女子側だけでありメインキャラ3名を相手に対局することは出来ない。


・対局前にキャラ3人の変更が可能

 『しおり』:通常の麻雀を行う。
       髪の長いストレートロング。
 『ゆかり』:アイテムを4種類所持していて相手1人つき4種類使える。(同時使用不可)
       次の対局になったら再び4種類使える。
       ショートヘアでボクッ娘。
 『まどか』:双方、役満のみで上がることが出来る。
       役満になりそうな状態で始められるが、相手も役満をやってくる可能性がある。
       ピンク髪のツインテール。

・対戦相手の浄化

 学園内を選ぶとそこにいる『雀獣』と対局になる。
 対戦相手をハコテン(0点以下にする)にすることで相手を浄化できる。
 単純に点数だけ勝っても浄化失敗と言う扱いになる。 
 その際、特にペナルティなどもなくタイトル画面に戻ることもなく
 すぐに同じ相手と再戦が可能である。


・パスワードコンテニュー

 対局に勝つとパスワードを教えてくれる。



 操作方法

 十字キー:カーソル移動
 Aボタン:牌を引く。牌を捨てる。決定
 Bボタン:『ポン』『チー』『カン』『リーチ』などのコマンド選択
 セレクトボタン:対局時のリーチ棒、点数の表示



良い点

・「遊人」氏による女子たちが多数登場


悪い点

・『雀獣』が可愛くない。
・キャラの絡みが希薄
・単調


点数は40点


良い点の解説

・「遊人」氏による女子たちが多数登場

 タイトルになっているぐらいであり登場する女の子たちは
 「遊人」氏が描いたカワイイ子やきれいな方がたくさん登場する。


悪い点の解説

・『雀獣』が可愛くない。

 『雀獣』状態の女子は魔物にされているという設定はわかるが
 人っぽくないまさに獣みたいな容姿だったり着ぐるみ着用みたいなキャラがいたり、
 人っぽい外見はしていても『シャア』みたいな仮面をつけているようなものばかりで
 デカイビジュアルではあるが正直見ていてうれしくはない。

 後、浄化後の女の子は可愛いが名前は出てこず完全にモブである。
 寂しい。


・キャラの絡みが希薄

 可愛くない『雀獣』であり、彼女らは無言であり、遭遇した瞬間すぐに対局である。
 浄化する事で、人に戻りやっと喋る。
 ただ、喋るにしてもその子がしゃべるだけで主人公側は無言である。
 (プレイヤーが3人を操っているという設定だからか?)
 たまに選択肢があってそれによりちょっと展開が違うものがあるが
 メインキャラ3人は全く喋らないので彼女らの個性は全く分からない。


・単調

 最初は学園の選べる場所が1つである。
 ゲームでの移動は単純に選択方式である。『教室』『体育館』『更衣室』『プール』といった感じだ。
 ゲームの流れは『雀獣』を浄化したら1つ行先が増えてそこに『雀獣』がいるからそいつを浄化して…
 クリアまでその繰り返しだから正直、ストーリーとしての起伏はない。

 ボスの所にいくための扉を開けるために鍵を探さないとダメとか
 メイン3人のうち1人がさらわれたから助けなきゃダメとか…
 何もない。ただ、次の相手と対局するだけである。
 ストーリー的に何もない。退屈である。

 元に戻した女子と対局は何度もできるが
 それ以上脱いだりなど変化がないしお金などが得られるわけでもないし
 ストーリー的に必要性もないので繰り返してやる意味はない。
  



後、対局時に点数などが常時表示されないのが難だね。(セレクトボタンで表示)
双方のキャラの顔が表示されているんだけど、対局時、表情が細かく変わるなんて事があればいいけど
勝利や敗北時の変化しかないから別にいれるほどのことはない(『雀獣』の表情変化はもっといらん)

パスワードが勝つたびに毎回表示されるけど、パスワード入力に電源切るまで保持されるから

 「この対局、敗北濃厚だな…仕切りなおそっと」

と、リセットボタンを押してからのパスワードが入力画面では最新のパスワードが入力された状態になっているので
『おわり』を選ぶと即座に始められる。そこはちょっと嬉しい機能。


学園内の移動画面で「ゲームをやめる」と選択すると
本当に終了するのかという確認と共に
『しおり』『ゆかり』『まどか』の3人が何故かスクール水着姿で出てくる。
まぁサービスなんだろうけどね、



ここからがネタバレ





















攻略としては…

『ゆかり』

主体で進めていくのが無難。
相手をハコテンにしなければならない仕様上
通常の対局でしかない『しおり』ではきつく
役満縛りの『まどか』は相手側が天和してくる可能性があり、それをやられるとどうにもならないので

『ゆかり』

の『積み込み』を東家時に使って勝ち、一気に点を稼ぐ方法がいいだろうか?
但し1つのアイテムは相手1人対し1回しか使えないので『積み込み』使って負けたり、流局したら
リセットを押してもいいだろう。
リセットしてもパスワードを保持しているし、すぐそいつと対局できる。


お話の流れとしては…

上記で軽く触れたけど
新しい『雀獣』と対局し続けてただ浄化していくという単調な作業を続けていくことになる。

「××という場所で怪しい奴を見た」

というようなヒントもない。
『雀獣』浄化後に新しい行先が追加されるのでそこにいくだけである。

しかし、『雀獣』達はあちこちで暴れまわっているわけでもないし人畜無害。
更に自分と同じ『雀獣』を増やしている訳でもない。
正直コスプレや着ぐるみをまとった人たちにしか過ぎないんだよね。
会った瞬間、すぐ対局なんだから。
別に放っておいても問題ない気がする。
まぁ…本人たちは『雀獣』にされて自力で元に戻る事も出来ず
実質、操られているような状態だから元に戻してやるのが人情か。

で、女子たちを『雀獣』から人間戻してやっていると
『旧校舎』というところに『ジャングラー』が出てくる。
コイツとの対局前はやっぱり何の掛け合いもなく今まで同様、普通に対局が始まる。

それで勝利すると『雀獣』が可愛いサイドポニーの女の子になってこのように言う。

 「私を浄化してくれてありがとう
  おかげで、憧れの女子高生になることができた。
  われながら、こんなにかわいいとは…
  私がこの学園を乗っ取ったのも
  キミのような強い雀士に浄化されるためだ。
  いや、ためなのよ。
  これで私も晴れて女子高生になって
  学園生活をエンジョイできるというものよ。
  本当にありがとう。心より感謝するぞ。
  いや、するわよ!」

という自分自身を浄化してもらって女子高生になることが目的だったというなかなか面白い人。
それで、『しおり』『ゆかり』『まどか』の3人が感謝の意をプレイヤーにちょっと述べてゲームは終わる。

『ジャングラー』は浄化されて女子高生になりたかったねぇ…
その為に、無関係な女子を巻き込んでの『雀獣』化ってのはやりすぎな気もするがまぁ…
確かに可愛いから許しても多分、いいだろ。
多少のお仕置きは必要な気もなくはないがね(苦笑)


詳しくラスボス戦辺りを流れを言っておくと
上記の通り、『ジャングラー』対局前、これと言って話もなく対局に突入してしまうので
テンションが上がらない。
ただ、対局時の通常の『雀獣』戦の時と曲が異なるので

髭人「ん?これはボス戦か何か?」

と、ラスボス戦である事すら認識していない状態であった。
それで何とか勝って浄化後のセリフなどで

髭人「ああ…コイツ、『ジャングラー』だったか。確かコイツを倒すのが目的だったっけか…」

勝手に終わっていて拍子抜けという気分であった。


 しおり「追い詰めたわよ!ジャングラー!」
 ゆかり「みんな浄化してきたんだから、きみももう終わりだよ!」
 まどか「いざ、勝負よ勝負~!」

 ジャングラー「私はお前達には負けん!」

というような話でもあれば少しは盛り上がったのだがな…
残念極まりない。




「大技林」に載っていたパスワード関係などについて…


 「おんなのこ みる」

 とパスワードを入力すると各雀獣を浄化直後のグラフィックが見られる。

 「いけないひ みつ」

 とパスワード入力すると、オプション設定画面になる。
 設定を終了すると、ジャングラー以外の雀獣全てと対局できる。


後、オープニング時
『しおり』が「助けてほしい」というので断り続けていると

「こんな女の子がでます」

と、浄化後の女の子の立ち絵で順番に出てくる。
コレと、上記、「おんなのこ みる」を見ると…
正直、このゲームの7~8割は終わると言ってもいい。

一応、エンディングでしか見られない1枚絵が数枚出てくるけどね。
ただ、ストーリーほぼないし、ゲーム的に面白味ないし…
キャラの掘り下げとかもないし…
ただの作業…

うう~ん…

冒頭で「助けて」という『しおり』さんを断り続けて女子の立ち絵を見て
パスワードで「おんなのこ みる」で楽しんだ後…

ではさようなら~。

と、ばかりに電源切ってもそれほど問題はないようなゲームでありました…(悲)
ただ、乏しいゲーム性なのに「おんなのこ みる」で
ゲームの価値をほぼ奪ってしまうしまうようなパスワードを入れる開発陣の太っ腹さは逆に評価したい(それは褒めているのか?)



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