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「エイト・アイズ」 レビュー (ファミコン)

2019-04-05 21:00:27 | ファミコンレビュー
サイドビューアクションゲーム
セタから発売
1988年9月27日発売


あらすじ

舞台は19世紀末のバルカン半島。
『オスマン・トルコ帝国』も存亡の危機に瀕していた。
『バルカンの火薬庫』と呼ばれるほど密集していた多くの紛争の火種が一斉に燃え上がろうとしていた。
『自由アルメニア軍』によるテロや要人暗殺は日常茶飯事と化していた。
政府の威厳は地に落ちつつあった。
そんな時
『オスマン・トルコ』を保護領としている大英帝国にとって治安回復が急務となる事件が発生した。
発見されて間もない遺跡群を発掘する為に大英博物館から派遣された学術調査隊が盗賊団に襲われて全滅したのだ。
出土品を含む資料が奪われたのだ。
しかも隊員全員が腹部を割かれて殺害されており、その手口から犯人は
悪魔崇拝で知られる女盗賊「ルース・グランヴィエ」を頭とする一団であると決定づけられた。
一方で、ロンドンの王立紋章院では
『ルース一味』は出土品だけではなく発掘日誌の類まで持ち去っていたのだ。
大英博物館の資料からその存在に推定されていた遺跡には
中東宗教史を根底から覆す悪魔の秘密が隠されていたというのだ。
『堕天使ルシフェル』の落とし子と名乗るルースたちに、悪魔復活の邪法を使わせてはならない。
紋章院第七部会(後のMI5)は紋章院付武官にして
第十七近衛連隊少佐である
『バロネット(準男爵)』『ジュリアン・ジェイムス・ボンド』卿を派遣する事を決定した。
エペ・フルーレと共に、その剣技は全英一とまで言われた『ボンド』卿は、
はい刀『マザーグース』と、愛鷹『カットラス』と共に、バルカン半島に潜入したのだった。


特徴

2人同時プレイ可能。
その際、2P側は同性能キャラではない。
1P側は人(ボンド)
2P側は鳥(カットラス)
となる。

但し1人プレイでも鳥操作は可能であるが
2Pとは操作が違う。


基本操作

1人用時 & 2人同時プレイ時1P側

左右キー:移動
下キー:しゃがむ、階段を下る。
上キー:階段を上がる。

Bボタン:攻撃
 下キー+Bボタン:しゃがみ攻撃
Aボタン:ジャンプ
 下キー+Aボタン:アイテム使用


特殊操作(主に鳥関連)

1人用時

上キー+Bボタン:鳥飛ばす。
 鳥飛ばし中、上キー+Bボタン:鳥を肩に戻す。
 鳥飛ばし中、下キー+Bボタン:鳥攻撃

※鳥は飛ばし指示をしたときの方向に向かって
 鳥は羽ばたきを繰り返し続け
 画面端に着くと転回して羽ばたき続けて画面端展開を繰り返す。


2人用時、2P側

上キー+Bボタン:自ら飛ぶ
 飛行時、十字キー:移動(羽ばたき)
 飛行時、上キー+Bボタン:ボンドに戻る。
 飛行時、下キー+Bボタン:攻撃


鳥についての仕様など…

鳥は『羽ばたき』という上下運動を繰り返す動作で移動するので
任意に画面内を飛び回るという事は出来ない。

鳥にも体力があり、鳥固有の回復アイテムという物はなく
主人公の体力回復アイテムと共有する。

鳥は体力がなくなっても画面からいなくなるだけで
主人公が体力回復を取ると復活し、ちゃっかり肩に乗っている。
但し、0からの回復であり、瀕死状態。体力は微々たるものである。
主人公が死んだ場合は鳥の体力があってもゲームオーバー。

回復アイテムを1人プレイ時で鳥を肩に乗せている場合に取得すると同時回復する。
但し、鳥を飛ばしている場合は、同時回復せず、一方しか回復しない。
2人プレイ時は肩に乗っている時、主人公が取ると主人公のみが回復。

鳥の攻撃で上手くスイッチに当て、扉を開ける事が出来る。

ボスを倒すと『宝石』と共に『剣』がもらえる。
剣には色があり、ロックマンのように別の1人のボスに有効である。
但し、もらった最新のボスの時ものしか使用できず変更は出来ない。
そして剣の使い勝手は変わらない。
火が出たり、水が出たりという飛び道具もなければ
出が速くなったり、長くなったりなどの違いもない。
属性が異なるというだけである。

ステージ選択時にセレクトボタンを押すと
現在装備中の剣が出て(変更不可)
今までステージ取得した巻物の中身が表示される。


得点は35点


良い点
・穴死亡がない。


悪い点
・回復アイテムが出現率低し&回復値低し
・残機なし
・選択ステージ開始時は初期状態


良い点の解説
・落下死がない。

 そのまま。
 このゲームは穴みたいに見える箇所は多くあっても
 そこはどこかにつながっていたり、
 穴に見えるだけで落ちても足がつく(その状態の時、ダメージを常時食らう)
 残機無しだからな。
 即落下死なら投げていたかもしれない。


悪い点の解説
・回復アイテムが出現率低し&回復値低し

 回復アイテムは小さいのと大きいの2種あるが
 その効果はいずれも低い。
 初期状態で回復ゲージが6目盛分があるが(最大で10目盛)

 小で1目盛の1/4。
 大で1目盛の1/2。

 しか回復しない。
 小で全回復しようものなら24個分必要となる。

 全回復の回復アイテムはステージ1個のみ。

 その回復アイテムが出る確率は
 白十字架と比較して体感10~15%ぐらい。
 敵は1フィールド上の敵数は決まっているので往復をするハメになる。
 無限に湧いて手軽にバシバシ倒せるような環境もない。


・残機無し

 上記、回復アイテムに難があるのに
 残機がないので敢えてやられて仕切り直しという方法が取れない。
 コンテニューは無限にできるがステージ選択画面に戻される。
 当然開始はスタート地点から
 悪魔城シリーズなんかだと、ボスのパターンを見るために
 捨てとして1回、突っ込んでやられ、
 2回目で本番みたいな事も出来たが本作ではできない。


・選択ステージ開始時は初期状態

 初期状態で『主人公体力』『鳥体力』『アイテムポイント』が6目盛分であり
 隠しアイテムを見つけると最大10目盛分となるが…
 別ステージを始めると6目盛分に戻される。
 しかも最大アップアイテムも、本当に最大だけがアップするだけで
 現体力はそのまま維持。
 出にくい。回復も少ないってのに…
 ケチぃ!


さて、本作と似ていると作品と言えば
「悪魔城ドラキュラ」であるが比べた時に本作の方が優れていると個人的に思えること

・ノックバックが小さい事。
・穴落ち死亡がない事。

本当、ノックバックがきつかったもんなぁ…

「穴際で被ダメージ→ノックバック→穴にボッシュート」

という流れるような死亡劇はだれしも味わった事だろうが
本作ではない。
本作の場合、穴のように見える箇所はあるが大抵落ちるとどこかにワープするか
見えないだけでちゃんと床があって足が付ける。但し連続してダメージを受ける。

まぁ…この2点は残機無しに大いに絡む点だわな。
残機無しでノックバック穴落ちは、そんな事になったらゲームをブン投げになっていたに違いない(苦笑)


さて
アクションゲームで登場する飛行して突進してくる鳥の存在に

「鳥うぜぇ!」

ってなったのが実際に操作できるなかなか珍しいゲームと言えるが
羽ばたきのせいで画面内を縦横無尽に飛び回れるというわけでもないし、
多くのゲームで鳥がウザいのは触れただけでこちらだけが即ダメージだったわけであり
本作は通常主人公の貧弱さは鳥にも感染しているので
敵に触れると当然、こちらはダメージ、敵ノーダメージである。

攻撃モーション中しか敵にダメージを与えられないが
それも、少し斜め下に渡って無敵になって体当たりというだけで
攻撃範囲も広くなく、ダメージもそれほど多くはない。

しかも、斜め下攻撃のみというのはあまりにストイック過ぎないか?
横にはくちばし攻撃が出来るとか
武器などの道具を落とすなんて攻撃もあっていいし…
寂しいなぁ…

それにしたって
悪い点の体力回復要素が絡む。
あんま不用意に飛ばしていると勝手にダメージを食らいまくって
知らぬ間に鳥脱落なんて事態になるからなぁ…
スイッチで開く扉は鳥がいなければ中に入れないなんて所は多々あるので
鳥の体力はある程度確保しておかなければならない。

その鳥の体力回復をしようとすると、回復アイテムの出現率の低さは実にネックである。
折角の2人同時プレイ、初見の友達と遊ぼうとすると、
ガリガリ体力を削られていく様を見る羽目になる。
鳥もあまり派手な動きが出来ないし強力でもない。
敵をバシバシ倒しながら進むという爽快感は得られないし
あれこれと考えて繊細なプレイが要求される。

そんな状況でボスまで倒すって制約を考えると
星のカービィ ~スーパーデラックス~」みたいに簡単にヘルパーが復活出来るようにするべきだったんじゃないかねぇ…


このゲームでの2人プレイは
お互いに違いを理解し自分に課せられた役割をしっかり行えるというような
「キャプテン翼」のゴールデンコンビの真似事が出来てやっと2人プレイが成立する事だろう。
(それってハードル高すぎね?)





ここからがネタバレ






















このゲームが他に変わった点と言えば

ステージボスを倒した後は
先ほど死闘を演じたボスとテーブルを挟んでティータイムを楽しんでいるという点だ。
上記あらすじ的には学術調査隊の腹を割いて殺害する残虐集団である。

髭人「飲んどる場合か―――ッ!!」

という気持ちになる。
そんなのんびりティータイムをした後に相手から

「この剣を持っていけ。必ず役に立つだろう」

とか言われるんだけど…
命を助けてもらう代わりに仲間の弱点を渡すのか?

しかもそのティータイム。
ウェイターらしいのがスケルトン(ガイコツ)である。
どういう事なの?
敵側はスケルトンを操る事に長けているって事なん?


1ステージは基本6つのフィールドという構成(それとボス戦のフィールドで全7フィールド)
そのフィールド1つ1つに隠しアイテムがある。
4つの最大体力アップアイテムと、1つの巻物、1つの体力回復アイテムという6つの隠しアイテムがあるからだ。
但し、壁で仕切られた部屋も1つのフィールドという扱いである。
まずは鳥を使って隠しアイテム探しがメインとなる。


ボス戦は残機無しって事もあって
ボス戦付近で極力全回復するハメになるんだけど…
上記の通り、体力回復が出ない。
ただ、隠しアイテムで全回復が出る物の
ステージ中に1つしかなく回復させるのは主人公か鳥かで悩む事になる。
(一部鳥しか取れない位置取りのステージもある)

しかも、主人公の動きはやや硬いからゴリ押ししがちになるんだよなぁ…
というか、ボスの動きパターンを読むより先に
ボスのフィールド中に隠しアイテムがあるからそれを取得する方が優先される。


ボス戦は、まず白玉で敵に当てる。
すると敵ボスは数秒硬直するのでその隙に攻撃を加える。
ただ、そればかり続けていても白玉が使用できなくなるまでに倒せないので
鳥で攻撃させたりする必要がある。

他のアイテムもあるが白玉以外のアイテムはダメージ無効のボスもいる。
ダメージが入る敵でもそれほど強烈なダメージはないので白玉一択が安定。

ちなみに倒したボスが剣をくれる。
『ロックマン』と同様にボスによっては通常攻撃の倍のダメージがある。
それを見つけるのが大事。
ただ、『ロックマン』と違って選択方式ではなく勝手に使用しているような状態で
しかも使い勝手は皆共通。
リーチが長いとか出が速いとか火が出るとか違いがあってもええやん。

6つの館をクリアすると
ステージ選択の中央にあった館を選択する事になる。
館では最大体力等は6目盛じゃなく、10目盛。
何でそれを他のステージでもやらんのん?

館はボスラッシュ。
またお前等かって感じだけど、ここのボスラッシュでも隠しアイテムが重宝する。
ここでのボスラッシュの隠しアイテムは
『主人公』『鳥』『アイテム』などすべてが一挙に全回復する。
それを他のステージにも置いておかんかい!

まず、隠しアイテム探しをして確認。
見つけた時点で体力が乏しければ一度やられてコンテニューが無難。
それでまず、白玉当てて敵が止まった所で攻撃を入れるのを繰り返す。
白玉使い切ったら通常攻撃のゴリ押し。
体力が乏しくなったら隠しアイテムを取得し全回復して
白玉当てて敵が止まった所で攻撃…
それを繰り返していれば流石にこちらがやられる前には勝てる。

ラスボスは骨をかぶった女。
そいつも白玉作戦で余裕勝ちである。

そのラスボスを倒した時、パスワードが出る。

「あれ?パスワード?
 アイツがラスボスじゃなかったんか?」

と思って、パスワードを取得しつつ、更に続けると
何と8つの口に取得した宝石を台座に入れるイベントが始まる。
当然、適当に入れてOKな訳がなく
入れる台座が決まっている。
ただ、完全ノーヒントってわけではなく各ステージで巻物が出る。

「〇は×の隣にはない」
「×と□の間には5つ入る」

と言った風な形であり
場所が完全に指定されている訳ではなくヒント止まりで
全ての巻物を揃える事で場所が分かる方式である。

宝石をキチンとした台座にはめ込むことでエンディングとなる。
一応、ゲーム表記通りに載せるけどやや問題がある表現なので一部、ボカします。


 隠し扉 の 億には、ルース達が、
 あちこちから 奪ってきた、財宝と 共に、
 鈍い 色に 光る、不気味な 人形が、
 飾られていた。ところどころ に 残る

 輝きで、元は、金色だったことが分かる。
 幾度も 重ねられた、残虐な 儀式 に
 よって、人間の 血を注がれ 続けた せい
 で、銅(あかがね) いろとも、鉛 色 ともつかぬ

 不気味な 色に、染め上げられたのだ。
 この、奇妙な 人形こそ、 その 昔、
 テンプル騎士団 に よって、崇拝 されて
 いたと される、 伝説の バフォメット 像

 なのである。イ〇ラム教 と キリ〇ト教の
 両方の 闇 の世界 を司る、
 バフォメット―― この像 を目覚め させた
 者は、世界 を支配できると 言われている

 ルースの 努力にも かかわらず、バフォメット
 の 瞼 は閉じたままだ。
 その事を 確認した ボンドは、像を 持ち
 帰ろうと、腕を伸ばした。

 その時、バフォメットの 頭に 刻まれた、
 十字架の 模様が、一瞬、鍵十字
 に 変化 したことに、またその 瞬間、
 閉じていた はずの 瞼が、薄く 開き、

 邪な 光を 宿した 事に、ボンドは
 全く、気付かなかった―― 


スタッフロール

6名で作られたようだ。
その後、またエンディングが繰り返されるという無限ループである。
『END』が出たりとか画面が止まるという事はない。

しかし、実在の宗教の両方の闇の世界だなんて攻めるねぇ~。
鍵十字なんてのもね。
でも、このゲームの特徴ともいえる頑張った相棒の事も気にしてほしいわ…


カットラス「宗教も大事だが俺の事も思い出せや!(涙)」



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