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南と北のイモ

ものの名前というものは生活に密着するほど、細分化が進むことが多いのではないか。出世魚と呼ばれるブリは地域により呼び名は異なるが、成長に応じて3~4種の名前がある。どうでも良ければ小ブリ、中ブリ、大ブリでもいいはずだ。

砂漠の国では年齢ごとにラクダの呼び名が違うと聞いたことがある。妊娠したラクダなんて固有名詞もあるそうだ。牛と子牛、雌牛と雄牛いずれも牛に形容詞が付いたようなもんなので、我が国において牛はそう重要視されてこなかったのかもしれない。

ドイツではビールとジャガイモの種類が豊富で、マッシュにはこれ、ベークドにはあれと結構イモにうるさい人が多かった。好きなビールは真っ先に覚えたがイモは所詮イモと名前を覚えなかったのが悔やまれる。

最近、この無関心だったイモにハマっている。と言っても焼酎じゃない・・・念のため(笑)。ハマっているのは北と南のイモだ。北はインカのめざめというジャガイモ。小粒なので洗ってオーブントースターで丸ごと焼く。ちょっとクリっぽい味がするのがいい。

ベーコンと合わせてみたが、単体で食べたほうが甘みが生きると思った。困ったことに買ったら早目に食べないと直ぐに芽が出てくる。芽に毒が無ければ正月のクワイ代わりになるかも(笑)。(真に受けて食べないで・・体壊すよ)

もう一方の、南のイモは最近知った安納芋という種子島産のサツマイモだ。ねっとりとした独特の食感があり、甘い。よくホクホクとしたという形容が使われるが、個人的にはあのホクホク感が好きになれない。喉に詰まる気がして、飲み物無しでは食べられないから。

この安納芋はそれが無いので気に入っている。皮が薄いのできれいに洗い2㎝程度の輪切りにし、京都風焼きイモで食べるのが一番だ。塩を振った分厚い鉄鍋に並べ、蓋をして焼く。10分ほどがお勧めだ。もう少し分厚く切って歯ごたえを残してもいい。

子供時代の焼き芋はさておき、若い頃は食いたいとも思わなかった。最近は菓子類を口にしなくなったせいか、よくこの芋を買ってしまう。年寄り臭い好みに思え、ここに書くのをためらっていたのだが・・・ま、いいか。
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