窮すりゃ鈍す(貧だっけ??)。今まではバカにして買ったことも無いものを選ぶ。トン汁用カット野菜、皮むき里芋のパック、出汁入り合わせ液体味噌。市販のすき焼きタレを見てバカか!と罵ったぼーずが買うもんじゃないなぁ。誰も見てないし、まぁいいか・・・ちょっと自意識過剰ですな。
一般に関西ではすき焼きに割り下は使わない。鍋で肉を焼いてから醤油、砂糖、酒で味を調えるので、市販すき焼きのタレ(割り下)は考えられなかった。ぼーず家は関東育ちのオカンが割り下風の調味液(酒に醤油、味醂を加え煮切ったもの)を用意することもあるが、簡単に作れる。こんなもんをわざわざ買う人がいるのに驚く。
味噌だって出汁なんか入れられたら使い道が限定されてしまう。そもそも日本の出汁は昆布、鰹節共製品にするまでには時間がかかるが、出汁はあっという間に取れる。肉や骨を煮出して作るフォンドボーに比べればインスタント食品と言ってもよいくらいだ。化学調味料なんぞ無用の長物・・・そう威張ってきた・・・のに。
料理をやめると人間堕落するなぁとつくづく思ってしまう。包丁は研がなくなったし、調味料は日持ちのしないものを置かなくなった。結果、家で作るのは手抜き料理だけになってしまった。腕も落ちるはずだ。
鍋にパックの野菜を煮込み、炒めた豚肉と玉コンニャクに放り込む。仕上げは酒にみりんと液体味噌。煮込むこと10分。ぜんざいを作るより簡単で、あっという間に完成・・・で味はというと・・・そんなに悪くない。20分弱で出来たにしては上出来だ。・・・うーん、こうやって人間は堕落するのだと思う(笑)。
最新の画像もっと見る
最近の「ひげぼーずのつぶやき」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事