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8日間の終り

阪神地区を走る私鉄、阪神と阪急は双方とも阪神パーク、宝塚ファミリーランドという遊園地を持っていた。前者は母ライオンが豹と浮気して出来た子供、レオポンが有名で低年層に人気があり、後者は宝塚歌劇や若者のデートコースということで客の年齢層は若干高めであった。

残念ながら利用者の減少化に歯止めがかからず、どちらも廃止となった。皮肉なことに、なくなるというと客が増え、最後は盛況だったと聞く。いしいひさいち氏の漫画ネタで解散直前のタイガース(無論ネタです)の人気が上がり、解散記念試合を延々と続け、最後はファンに石を投げられるというケッサクな話があったが、民主党の議員はこれ読まなかったのだろうか。

人間さして興味がなくても、これで最後と言われたらつい行ってしまう。偉そうに人のことは言えない。自分だってマンネリと思いつつも最後だからと見てしまうケースは確かにあるからだ。(3部作で終わりと思わせて、更にもうけをたくらんで続編を出したカリブの海賊は絶対に行かんからな)

観てしまったのは24ファイナルシーズン。実際の1日24時間の出来事をリアルタイムで流す (但し、CMと前回の振り返りを省くと、実際は1時間を43分で放映している)徹夜で頑張る麻雀みたいなTVドラマだ。とにかく1日が忙しい。あるシーズンなんぞ、同一人物が24時間に2回も誘拐されたことがある。こんなマヌケが実在するか(笑)

一番気になるのは1日にどんでん返しを何回も入れるのでストリーが破綻してくる。TVでは週一の放送だったので、一ヶ月前に銃で撃たれても、ドラマの中では4時間前のこととなる。それなのに、ピンピンと跳ね回っているのはまだましな方だ。毎回いとも簡単にCTU(テロ対策機構)内部へスパイが侵入する。政府機関なんだから職員の身元調査くらいはやれよ(笑)。

登場人物の性格もコロコロ変わり、誰を信用していいのやら。この急展開が魅力と言えば言えるのだが、リアリティにかけるのが難点だ。『上手に観客を騙すのが上質のドラマである』が持論のぼーずとしては細部までちゃんと煮詰めて欲しい。

9・11以来テロのためのテロという話がもっともらしく聞こえるようになったのがいけないのだろう。卑劣なテロを起こそうとする連中を主人公が倒すたびに爽快感を覚える自分が単純に思えてならない。卑劣な方法には卑劣な捜査も構わないと思いだすのが怖いのだ。

しかしシーズン1からファイナルの8迄、DVDにして96枚だ。丸8日分で計192時間、我ながら、よー観たなぁ。
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