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グランブルーな追憶

栃木の秘湯、大丸温泉という所がある。川全体が温泉になっていて、上流から女性、男性、混浴可のエリアに分かれている。最後の混浴エリアは堰き止めている事もあり、プール並みの深さだった。ここで友人のかーむらとグランブルーごっこをしたのだが、双方一分も持たなかった。

グランブルーとはリュック=ベッソンが撮った、実在の天才フリーダイバー ジャック=マイヨールの物語。主人公と幼馴染の世界記録保持者エンゾが、表彰式のレセプションで、着衣のままホテルのプールで底にへばりつき潜水合戦をする。意地を張り合った結果、二人ともタンカで運び出されるシーンがケッサクだった。

我々は無論、素っ裸でやったので担ぎ出される恥はさらしたくない。早々に二人ともギブアップした。23日月曜の新聞を見て驚いた。フィンで潜る種目の記録保持者に日本人がいるというのだ。100予mを錘無し、バルーン無しで潜水しそして浮上してくるというのだからすごい。

ぼーずは小さい頃から音がこもるように聞こえ出し、突然ポンという音がして、よく聞こえるようになるという妙な体質だった。耳鼻科で調べたら耳管狭窄と言われ、そのポンという症状は小学校高学年になり収まったものの、ドライブで下った時や、高速エレベーターの昇降時に耳の奥が詰まったような気がするのはそのままだった。

ご存知かもしれないが、耳管とは鼓膜の内側(中耳)と鼻の奥をつないでいる器官で、中耳はこの耳管により換気して中耳内の圧力を調節している。耳管を通じての換気が上手くいかないので中耳内の圧力と外界との圧力(気圧)に差ができてしまい、耳がつまったような(塞がれたような)違和感を持つようだ。

一番困ったのは素潜りのときで、普通の人より頻繁に耳抜き(鼻をつまんで唾を飲みこむ)をしないと痛みを覚えた。5mで2回以上は必要だったかなぁ。これくらいはすっと潜れないとウニやサザエにはありつけない(結局大事なのは食いもんやぁ・・笑)。耳抜きに手間取り、目星をつけて置いた獲物を見失った時の腹立たしさはない。

高校の時、治療の為に近所の耳鼻科へ行った。耳管に細い管を入れ、徐々に太くしていくことにより、広げるという治療であった。偶然にも前の患者はスキューバダイバーで同じ治療を受けに来ていた人だった。待合室で待っていると『いててて!』・・・『男やろ、ちょっと我慢しぃ』と女医の声。さらに悲鳴は続いた。こりゃたまらんなー。

『せんせ、ちょっと用を思い出したんで今日は帰ります。そんじゃぁー』とぼーず。『こら、逃げるな!』という先生の声を後にずらかった。素潜りには問題であるが、痛いのは嫌だとそのままにしておいた。最近はそんなに潜れなくなったので耳抜きの回数が減り、そう問題はない。潜れなくなった理由??・・・浮力が付き過ぎて沈めなくなったのだよ(笑)。
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