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ワンコも言いたい(その2)



この坂東眞砂子というオバハンは、観念的なことをゴチャゴチャ書いて、実はネコ殺しを楽しんでいるように取られたからネットで袋叩きにあっているのだと、ぼーずは申します。自業自得とはまさにこのこと、ワンコの私にも文句はありません。

でもちょっと考えてみて下さい。結果的にこのオバハンと同じことをしている人は多いのですよ。と言いますのも、2002年、犬がおよそ21万匹、猫は26万匹。合計約47万匹が保健所等に引き取られ、その内の97%が殺処分(45万6千匹)されているのです。

この時の犬は、11万匹が飼い主等によって持ち込まれ、10万匹が捕獲されたものです。この内の少数は民間に引き取られていますが、運良く元の飼い主に取り返してもらえたか、新しい飼い主に引き取られたと言うことでしょう。猫は26万匹のほとんどが持ち込まれたものだそうです。従って、引き取られて助かったものは殆どいません。

この数字に驚いてはいけません。1974年には犬だけで120万匹近くが処分されてきたんです。この頃は猫が少なく、ほとんどが犬でした。それからは犬が減りだし、猫は増えていきます。2000年にほぼ同数となり、それからは逆転。猫の方が多く処分されようになりました。(全て、環境省の公表した資料から) 

今から30年前ならいざしらず、獣医の数も増え、1万円位で避妊手術が出来るわけです。保険所に『預ける』という軽い気持ちで連れて行くのでしょうが、実際に引き取られたペットは『殺されている』わけです。この人達に痛みはあるのかなと考えてしまいます。

何度も言って申し訳ないのですが、あの気色悪い小説家を叩くのは結構です。それだけのことをあのオバハンはやってますから。でも、気楽にペットを引き渡す人間は、結果としてあのオバハンと同類だと思います。そのことを、少しだけ考えて欲しいのです。可愛そうなペット達を哀れんで下さい。

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