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変人たちも濡れる街角

ぼーずの趣味に人間ウォッチングがある。世の中見ていて飽きない人というものは結構多いようだ。この間映画を観に行った所、ガラ空きなのに最前列の真中に一人の男性が座った。深々と座ると背もたれに頭を乗せ下から見上げているように見えた。寝ているのだろうか?全席入れ替えでそれはないだろうが、少なくとも本気で映画を観ようと言うポジションではない。後ろに観易そうな席はいくらでもあるからだ。

映画館の怪人は一度見ただけなのだが、ほぼ毎朝見る人で気になる人がいる。一人は年配のご婦人なのだが、マクゴナガル先生の魔女風帽子をいつも被っている。中世なら火あぶりにされていたかも。それよりどこで買ったんだろうと気になってしまう。もう一人は真夏でも右手にだけ手袋をしている男性。

ミシュラン3つ星、数寄屋橋次郎の親父は外出する時は白手袋をはめると言う。寿司を差し出す手に老人斑があっては興ざめと言う事で、紫外線除けなのだという。でもこの男性は右手だけ。うーん?考えられるのは爪の保護かな。クラシックギターを弾く連中は右手の爪を伸ばす。いずれにせよ、本人に聞き難いのがつらい所だ。

昔、あるアメリカ人が暇つぶしに耳だか眼鏡のツルだかに紐を結び、反対側を咥えてみたそうだ。周りの人たちは気になって仕方が無いが、そこは個人主義の国、面と向かって尋ねる人は無く、ただ皆の注目を集めてほくそえんでいた。ある日その格好で飛行機に乗った所、体格のいいフットボールの選手が近づいてきた。

彼は困った表情を浮かべ『見ず知らずの方に個人的な質問は失礼だと思うが、友人と賭けをしているので教えてもらえないでしょうか。その紐は何ですか?』と、おずおずと聞いてきたという。やっと聞いてきたかと思いながらも、意味は無いでは面白くない。『私はジョンズ=ホプキンス(医学部で有名なアメリカの大学)の研究者であるが、この紐の先には小さな金のバケツがついていて一定時間毎に胃液をくみ上げて検査しているのです』

『かんきつ類が胃液に及ぼす検査のため、私はずーっとキンカンだけ食べているのですけど、良かったら食べます?』と咄嗟に持っていたキンカンを見せ、大法螺をかましたという話が“いたずらの天才”という本に書いてあった。

こういう無目的な冗談がアメリカンジョークと言う奴なのか?右手を隠す面白い言い訳って・・・。多汗症で汗が噴き出すから・・・面白くないなぁ。人面瘡が手のひらに出来て、こいつがうるさいから・・・これもいまいちだな。やっぱり本人に聞くか?
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