花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

鎌倉史跡めぐり 『深沢から常盤山尾根を行く』

2009-05-13 | 鎌倉の四季
                              【薔薇の季節】

新緑の季節に相応しく 深沢の名刹からアップダウンの続く常盤山の尾根を辿って、最後に 世界遺産登録候補の北条常盤邸跡までの2万歩のハイキングを楽しみました。

【飯盛山仁王院青蓮寺(はんじょうざんにおういんしょうれんじ)】
       

弘仁十年(819)の開山であり 本尊の弘法大師は鎌倉の地(青蓮寺の裏山)で護摩の秘法を修行していた時、美しい天女が現れて修法を終えた大師に一粒の仏舎利を託して姿を消します。翌朝目を覚ますと池に「青色の美しい蓮華」が咲いていたと言う。寺号はこの古事に因んでいます。
寺域も広く本堂では、住職のご法話や秘像の数々を拝観させていただきました。

【三嶋神社】【吽形の狛犬】
笛田の鎮守。杜の側に湧く泉が田を潤したことから村人の信仰を集めたといわれています。
            

【笛田山佛行寺】
     

鎌倉時代の武将「梶原源太景季」の片腕が埋められていると言う「源太塚」は笛田山の山頂にありました。
梶原景季は、木曾義仲追討で数々の武功をたてますが、頼朝の死後鎌倉を追われ
父景時と共に駿河で討ち死にをします。その死を悲しんで妻の信夫(しのぶ)は自害し、その霊は夜毎夫を偲び泣き続けたと言います。村人はその霊を慰めようとこの地に佛行寺を建立しました。源太塚からは躑躅咲く美しい庭園が見下ろされます。

【笛田公園 野球場】
昼食の場所は広大な笛田公園 野球場の屋根つきスタンドを拝借しました。起伏の或る土地を上手く利用して・・遠く海が見えています。
 


【常盤山の尾根を行く】
     

【北条氏常盤邸跡】

現在 鎌倉の七切通の一つで大仏切通北西の一帯を「常盤」と呼び、水田や畑が占めていますが、鎌倉時代には北条一族が屋敷を構えていました。
笛田から山中の尾根道を辿る事で「北条氏常盤邸跡」に到着する事が出来ます。現在は草で覆い尽くされていますが「御所ノ内」の地名が残されており、西方には「殿入」と言う地名も小字として残っています。
昭和52年の発掘調査により、人工的に造成されたと思われる平坦地に区切られていて、タチンダイ(舘の台)と呼ばれる場所には、門柱の跡や、やぐら、法華堂跡が確認されてその存在が証明されました。

 

【タチンダイの奥にある やぐら】


     

        

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