日記

日記

風冷たく・・

2013年12月11日 | 徒然日記・日々の記録
今日は曇りのち晴れとなりました。風が冷たく寒くなりましたね。

終日寺院勤務

寺務・落ち葉掃除・清掃などして過ごす。

一昨日の嵐での落ち葉が凄まじく半日落ち葉掃除となりました・・足腰が痛いですね・・

落ち葉掃除 柿→桜→銀杏→モミジ→クヌギ・コナラ(←今ここ。落葉ピーク)

本日は、東日本大震災犠牲者の皆様方の月命日忌御供養。梵鐘勤行にて御供養申し上げました。合掌九拝

鐘楼堂・仏足石・壁面投影と慰霊幡。誠に合掌です。






梵鐘回向文

「一音のおよぶところ千界に限らず、苦を抜き楽を与う、普く皆平等なり、有縁無縁三界の万霊位、古来幾多の戦災、災害犠牲者諸群霊位、東日本大震災犠牲者各霊位、その精魂は皆他方の界に去り、朽骨は猶此土の塵となる、鐘声の地を動かす毎に、冤霊をして浄刹に導かしめん。十方三世一切の諸仏、諸尊菩薩、摩訶薩、摩訶般若波羅蜜。」


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「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

下記問いに回答させて頂きました。

問い「大般若経」
http://hasunoha.jp/questions/305

拙回答

「一字般若」もございます。

Ondina様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「大般若経」六百巻の一読ですか・・もしも更に一字一句の理解となれば、これは凄い力が要りそうでございます。

この度のその思い、もしか致しますと何か具体的な迷い苦しみを抱えておられるのでしょうかね・・そちらも誠に気になります・・また宜しければにてhasunohaででもご相談を頂けましたらと存じております。

拙生、さすがにこれまで大般若経を読みたいと思ったことはございませんが、般若教典類にて示されている「空」の思想はしっかりと理解したいと考えてございます。

もちろん、その代表として有名なのが「般若心経」となります。

般若経典は、八千頌般若経、二万五千頌般若経、十万頌般若経(これが大般若経となります)と増大して編纂されていくものの、やがて要約化も進み、まとめられていくことになります。般若心経もその一つとされてございます(※但し、これには異説があります)。

そして、一番短い般若経典としては、サンスクリット語で否定辞を意味する「a」(ア)だけの「一字般若」もあります。誠に究極的な要約でございますね(笑)

ただ、例え大般若経を一読できたとしても、「空」の思想が理解できていないと非常にもったいないことになります。仏教の智慧は、特にこの「空」を理解することにより獲得していけるものであるとして、「空」の理解が重要となる次第でございます。少しずつでも「空」の理解を進めて、「空」を真に理解することにより、迷い苦しみを滅していけるように調えていく必要がございます。

もちろん、「空」の理解とは、一つは徹底した「実体の否定」に尽きます。ただ、一見、般若教典類における表現に見られるように、何もかもが否定し尽くされているように勘違いしてしまって、「虚無」に陥ってしまってもいけません。私たちの世界において、存在は、確かに存在しています。そのありようは、「縁起」として存在しているものと捉えることとなりますが、この「空と縁起」の理解をしっかりと進めることが必要となります。

とにかく「空」の真なる理解は誠に難しいものですので、様々な注釈書や参考書、解説書も頼りにして、焦らずに少しずつでも進められることをお勧め申し上げます。

川口英俊 合掌


問い「生きてて良いのでしょうか?」
http://hasunoha.jp/questions/307

拙回答

実際にご相談へと出向かれてみられますことをお勧め致します。

たか様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

切実なお悩み・・息子様のことで先だってもご質問賜われました、たか様であるかと存じますが・・

とにかく、あまり一人で抱え込まず、気丈に一人で頑張ろうとなされずに、積極的に助け、協力、支援を求めてみられるべき時期ではないかと存じております。

親類、友人、知人、また、行政、民間と第三者機関の窓口も幅広くございますので、とにかく一人で悩まずにご相談をと存じます。hasunohaだけでは限界もございますので、実際にhasunohaの登録寺院へと事前にお問い合わせ頂いて直接に相談へと伺うのも良いでしょうし、下記のように家庭問題に積極的に取り組んでおられるお寺もございます。

てらネットEN
http://www.teranet-en.org/index.htm

いい寺.jp
様々な悩み事に対して相談所を設けているお寺のリンク集
http://e-tera.jp/kakekomi/kakekomi.html

それらのお寺さんからも、更により具体的な解決方法をお聞きすることもできますでしょうし、これまでのご経験から、しかるべき先の紹介もして頂けるのではないかとも存じます。

是非、ここは実際にご相談へと出向かれてみられますことをお勧め致す次第でございます。

また、自ら死を選んで、本当に迷い苦しみから脱せれることができるか、楽になれるのかと申しますと、拙生は非常に懐疑的でございます。むしろ、仏教的には、より更に迷い苦しむことになってしまうように存じております。それは、やはり間違いであると言わざるを得ません。

とにかく、足りないものだらけであると気付いた今こそ、まさにチャンスでもございます。同じ失敗を繰り返さないように、前を向いて進んでいくべき時ではないでしょうか。

誠に月並みな表現で申し訳ありませんが、「明けない夜はありません」、「止まない雨はありません」。この困難を乗り越えたきっとその先には、笑って暮らせる日々が待っているのではないかと存じております。

川口英俊 合掌


これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

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2013.11.19「空と縁起」に関する拙質問に対してのダライ・ラマ法王猊下様の御回答内容について
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/710b99c74854aebc871a6f75e28dde12

「偉大なる第十四世の長寿を祈願する如意自在王〔経〕」
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/8f49efb18934ec00993d52e91c603327

<ダライ・ラマ14世>増上寺で若手宗教者と対話 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131119-00000036-mai-soci

ダライ・ラマ14世、若手宗教者と対話 中外日報
http://www.chugainippoh.co.jp/religion/news/20131126-001.html

2013.11.19「ダライ・ラマ法王と若手宗教者100人の対話」映像ダイジェスト版
http://www.youtube.com/watch?v=Sg-mUrW4CUU

ダライ・ラマ法王 2013年 来日講演( https://www.facebook.com/hhdl2013japan

11/19 法王来日 増上寺
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.413896315405962.1073741833.389032644558996&type=1

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【チベット問題】

「ピースマーチ」
http://www.tibetancommunity.jp/?p=724

人権ピースマーチアクション
http://www.sftjapan.org/nihongo:unchain-the-truth

ダライ・ラマ法王猊下のお名前も叫びながら、一目お逢い致すことさえも叶わずに、抗議の焼身自殺をなされていったチベット人たちの無念さの程、いったいいかばかりであろうか・・

それに比べて、先月に拙生は猊下のご尊顔を拝するだけでなく、ご質問をさせて頂ける有り難い機会にも恵まれて、猊下から御回答まで賜り、更にはもったいないことに、猊下に歩み寄って頂いて握手までも賜りました・・なんと幸せな、なんともったいない、そして、なんと申し訳ないことか・・

<速報>ンガバ県メルマ郷でマチュ県の2児の父が焼身抗議 123人目
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51811607.html

3日焼身のクンチョク・ツェテン 死亡 内地106人目
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51811797.html

「ダライ・ラマ万歳」チベット族男性が焼身自殺図る
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/12/04/kiji/K20131204007138430.html

「恐怖を乗り越えて」(バーチャル千羽鶴) 石濱裕美子先生ブログ
http://shirayuki.blog51.fc2.com/blog-entry-696.html

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チベット問題・焼身抗議等の詳細情報は、チベットNOW@ルンタ・ダラムサラ通信・中原一博氏のブログが参照となります。
http://blog.livedoor.jp/rftibet/

「太陽を取り戻すために チベットの焼身抗議」中原一博氏著
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51799025.html

無償ダウンロード
https://docs.google.com/file/d/0B6cmrkvyxC23QmhCRTZyeWRrNm8/edit

「自らを灯明と化した菩薩たちの願い」~チベット問題・焼身抗議を考える~
http://t.co/PwVvYWck

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現在「待ち」の書籍たち

ツォンカパのチベット密教 -『真言道次第広論』全十四品解説と第十二品「生起次第」和訳 齋藤保高先生 大蔵出版

まもなくです。厚くご随喜申し上げます。合掌九拝

http://rdor-sems.jp/index.php?ツォンカパのチベット密教

シリーズ大乗仏教8「如来蔵と仏性」春秋社

刊行を首を長くして待っておりますが、なかなか出ません・・
もちろんお目当ては、松本史朗教授の「空と如来蔵」の内容です。

http://www.shunjusha.co.jp/series/96/

新進気鋭の起心書房さんは、来年の二月にインド・チベット仏教の重要文献の和訳研究の成果を三点も出されるようです。こちらも見逃せません。

http://kishin-syobo.com/

http://kishin-syobo.com/index.php?編集室から

あとは、『インド論理学研究』の第六弾です。。

http://blog.goo.ne.jp/indianlogic

年末、年始と精読に勤しまないといけませんね。。大変です。。

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「ダライ・ラマ 誰もが聞きたい216の質問」春秋社
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-13405-4/

読了です。第一、二、三、特に第三層の縁起については、今までで最も分かりやすく平易なる言葉で説かれているように存じます。ダライ・ラマ法王猊下様に最敬礼でございます。



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『チベット仏教 高僧法話集』チベット仏教普及協会(ポタラ・カレッジ)



この機会に「パンチェン・ラマのラムリム」と「チベット仏教常用経軌集」も共に。

チベット仏教普及協会(ポタラ・カレッジ)
http://www.potala.jp/

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仏教拙理解図式No.6ご提示・・
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/bc/f9642eafccec96b6a071f47786f8c7c7.png?random=311f67030ac1992545e137116e49c74f

http://hide.noblog.net/blog/11506034.html


怠慢にも前回から3ヶ月も経ってしまいましたが、ようやくに仏教拙理解図式No.6を作成させて頂きました。まだまだ未熟な点、浅学菲才なる点も多々ではございますが、更に考察を繰り返していくことにて完成を目指して参りたいと存じております。ご叱正・ご批正を賜われますよう、どうか宜しくお願い申し上げます。川口英俊拝

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「勝義方便メモNo.9」を新規に開始予定。
No.8
http://togetter.com/li/456916
No.7
http://togetter.com/li/442609

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平成25年・お盆施餓鬼法要 法話内容ロングバージョン・Ustream録画配信
http://www.ustream.tv/recorded/37310471

平成25年・春季彼岸施餓鬼法要 法話内容「供養について」
Ustreamにて録画・公開
http://www.ustream.tv/recorded/30149099

平成25年3月・春季彼岸施餓鬼法要配布用施本
「十三仏 追善供養を司る如来・菩薩たち」ネット公開
http://oujyouin.com/13butu.html

コラム「追善供養・功徳回向の考え方について」 1~5
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52108201.html

2013.3.11 東日本大震災・犠牲者諸群各霊位・三回忌追善供養
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52120839.html

最近の仏教思想関係の主な考察についてのまとめ集
http://t.co/RZJudE4f

「お通夜式、お葬儀式の導師についての自省と自戒のために」(川口英俊拝)
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/ef5f6cca53cff32fb5fd1def4d9492e6

川口英俊の自動配信・デイリー自動情報収集ネット新聞
http://paper.li/hide1125/1307742529

「拙対外活動に関しましてのお知らせ(川口英俊拝)2013.1.26」
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/575ba7b05497e7ee3d893a2ab0c39bc3

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他、これまでの考察シリーズは下記をご参照下さいませ。
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/51997575.html