日記

日記

晴れ

2012年12月26日 | 徒然日記・日々の記録
今日は晴れとなり、誠に寒くなりましたね。

終日寺院勤務

寺務・年末準備・清掃などして過ごす。

年の瀬も押し迫って参りましたね。

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

問い「神祇不拝とは」
http://hasunoha.jp/questions/37

拙回答

ナツツバキ 様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

宗教に関しましては、浦上哲也師と同様に相互尊重、また寛容性が誠に大切なことであると存じております。

思想・主義・宗教の対立により争いが起こり、これまでも人類は幾度となく悲劇を繰り返して参りました。

仏教においても、インド並びに伝播に伴っての各国・地方におけるもともとの土着の宗教・信仰・思想との対立が様々な弊害を生み出し、時には血が流れることももちろんでありましたし、各宗教は、時の権力との結びつきを強めて勢力拡大を図ろうとすることもあり、そのために巻き込まれていく争いも当然に多く見受けられました。

しかし、仏教にはもともと不殺生や不瞋恚、不害や忍耐の教えがあり、争いや対立は本来好まない傾向があるため、では争わずにいかにして土着の宗教・信仰・思想との融和を図り、また逆に取り込めていけるかということにも腐心していくことになります。例えば、インドではバラモン・ヒンドゥー教、中国・韓国では、儒教や道教など、チベットではボン教、日本では神道などとなります。

おおよそ傾向的には、各それぞれの信仰対象となる神や尊格を仏教の守護神・護法尊として奉ることで対立を回避していくということが言えるのではないかと存じます。その神や尊格の中には、明王、菩薩、如来といった存在にまで高められているものも多くあります。

もちろん、如来や菩薩にまで格上げされている神や尊格は実体としてあるものではなくて、あくまでも仏の教えの顕れとしての役割がそれぞれに与えられて、目的である悟り・解脱・涅槃へ向けての助けとしての存在である点には注意が必要であると考えております。

上記のことを踏まえて、拙生の考えとしましては、僧侶・仏教徒であっても、仏道修行を進めていくためということを前提として、産土・鎮守神社に安穏・安全・健康・長寿などを祈願するために参拝することは特に問題ないことではないかとは存じております。

少しなりともご参考となりましたら幸いでございます。

川口英俊 合掌

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「離四執着」クンガー・ニンポ師

この生涯に執着するならば、仏教徒〔チューパ〕ではない。

輪廻界の享楽に執着するならば、出離〔輪廻界を厭う心〕ではない。

自利に執着するならば、菩提心ではない。

我執〔対象に実体を認める意識〕が生じるならば、(空性を理解する)正見ではない。

参照「14人のダライ・ラマ―その生涯と思想」〈上〉春秋社 p98

たった四行の簡潔な文章ですが、これだけで仏教の要諦全てを言い表していると言っても過言ではない内容であります。

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石濱裕美子先生ブログ 「今年の五大チベット・ニュース(付 SFTカレンダー)」
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【チベット問題】

「自らを灯明と化した菩薩たちの願い」~チベット問題・焼身抗議を考える~
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焼身のスンドゥ・キャプ 両足切断か? デブン僧侶無期宣告の後行方不明 - チベットNOW@ルンタ
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王力雄「炎の遺言――なぜチベット人は焼身するのか?」 後半 - チベットNOW@ルンタ
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王力雄「炎の遺言――なぜチベット人は焼身するのか?」 前半 - チベットNOW@ルンタ
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焼身抗議者21人の遺書、最後の言葉:その1 - チベットNOW@ルンタ
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焼身抗議者21人の遺書、最後の言葉 :その2 - チベットNOW@ルンタ
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習近平氏 チベット亡命政府に高官を派遣し関係改善を打診か
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焼身者リスト 12月22日更新 内外合わせ100人 - チベットNOW@ルンタ
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焼身を計画していたとされる1人と、これを教唆したとされる1人が逮捕されたと - チベットNOW@ルンタ
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証言:吊り下げられ殴られ、小便を飲むしかないチベット人政治犯 - チベットNOW@ルンタ
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【チベット問題】(2012.12.20までまとめ)
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52111965.html

【チベット問題】(2012.11.30までまとめ)
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チベットが直面する問題 (2012年)
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「総選挙・大阪13選挙区(東大阪)情勢分析の検証からの今後の課題と展望」
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「総選挙・大阪13選挙区(東大阪)情勢分析の検証」
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往生院メールマガジン No.91発行 
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往生院だよりコラム・十三仏シリーズ・アーカイブ前半

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往生院だよりコラム・十三仏シリーズ・アーカイブ後半

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コラム「追善供養・功徳回向の考え方について」 1~4
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52108201.html

「#勝義方便メモ No.6」考察継続中
http://togetter.com/li/375650

「14人のダライ・ラマ―その生涯と思想」〈上〉春秋社

前から誠に気になっていましたが、先日にふと出先の立ち寄った書店にて中身をパラパラめくると、これは読まないとかなりまずいと気づき、即購入致しました。年末年始にまずは上巻を一読了致したいと存じます。

シリーズ大乗仏教・6「空と中観」春秋社
http://t.co/6qERPGpZ

「全訳 チャンドラキールティ 入中論」・起心書房
http://t.co/KEtryQis
各一読了。また観想・疑問点等は改めて。

最近の仏教思想関係の主な考察についてのまとめ集
http://t.co/RZJudE4f

川口英俊の自動配信・デイリー自動情報収集ネット新聞
http://paper.li/hide1125/1307742529

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他、これまでの考察シリーズは下記をご参照下さいませ。
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/51997575.html