のんびり気軽にさんぽがてら。
本日はこないだ行った「少林山達磨寺」が発祥地という「縁起達磨」についてです。
誰もが一度は目にしたことがあるだろう、達磨さまの置きもの。
実在の人物がモデルだってーのは、皆さん知ってますよね。
意外と知られてないかな、どうかな。
中国禅宗の開祖。
もともとはインドの王族です。
後に出家して洛陽に入り、そちらにて禅の思想を広めたのでした。
伝えられるアレコレ伝説はぶっちゃけ怪しいようですが、仏教を信仰する梁・武帝との問答、「嵩山少林寺(すうざん・しょうりんじ)」では壁に向かって九年もの間座禅したとか…ともかく凄い方なのです。
禅宗が日本に伝わったのは室町時代の頃。
「達磨大師」を重要視することから、掛け軸・お札には達磨さまが描かれているのです。
やっぱりイメージ的に座禅らしく、先の「少林山達磨寺」にて「一了居士(いちりょう・こじ)」の彫った「達磨大師」も座禅のポーズでした。
天明二年(1782)
江戸時代中期頃に「天明の大飢饉」が発生しました。
「達磨寺」では”一筆だるま”という、お正月に配布する一筆書きの「達磨大師」のお札があったんですが、九代「東嶽和尚」はその図を手本に立体化。
木型に和紙を張ったそれを救済のため祭で販売したところ、これまたえらく評判が良かったのでした。
作るうち次第に繭の形に似てきて、「繭型だるま」となって農家・商家に広まり…それがだんだん丸くなっていき、現在の形になったのでした。
「達磨大師」の七転八起な不屈の精神も受けたみたい。
※「少林山達磨寺」で買った達磨です。
大きさ分かるよう、コーヒー缶を置いてみました。
考えてみると。
コトの発端は「一了さん」の夢(※少林山達磨寺の記事参照)なんですが…
「私の姿を彫りなさい」
そう告げたらしい「達磨大師」さまさまですねー。
[関連記事] 【名僧・怪僧・奇僧…僧特集】
⇒ 僧侶と官位・階級 (ひでる仏教講座)
⇒ イケてる仏師「運慶」(※金沢文庫で48年ぶり真作)
⇒ 密教と言えばこの人「弘法大師」 (1 ・ 2 ・ 3)
⇒ 修験道の開祖 「役小角」 (1 ・ 2 ・ 3)
⇒ 盲目の名僧 「鑑真和上」 (1 ・ 2 ・ 3)
⇒ 踊り念仏「空也上人」(京都・六波羅蜜寺)
⇒ ゲゲゲの「小野篁」 (前編 ・ 後編)
⇒ 中世の名僧 「夢窓国師」 (前編 ・ 後編)
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※こんなんもあるんですね。
ミュージアムには入っていくんでしょうか。
本日はこないだ行った「少林山達磨寺」が発祥地という「縁起達磨」についてです。
誰もが一度は目にしたことがあるだろう、達磨さまの置きもの。
実在の人物がモデルだってーのは、皆さん知ってますよね。
意外と知られてないかな、どうかな。
中国禅宗の開祖。
もともとはインドの王族です。
後に出家して洛陽に入り、そちらにて禅の思想を広めたのでした。
伝えられるアレコレ伝説はぶっちゃけ怪しいようですが、仏教を信仰する梁・武帝との問答、「嵩山少林寺(すうざん・しょうりんじ)」では壁に向かって九年もの間座禅したとか…ともかく凄い方なのです。
禅宗が日本に伝わったのは室町時代の頃。
「達磨大師」を重要視することから、掛け軸・お札には達磨さまが描かれているのです。
やっぱりイメージ的に座禅らしく、先の「少林山達磨寺」にて「一了居士(いちりょう・こじ)」の彫った「達磨大師」も座禅のポーズでした。
天明二年(1782)
江戸時代中期頃に「天明の大飢饉」が発生しました。
「達磨寺」では”一筆だるま”という、お正月に配布する一筆書きの「達磨大師」のお札があったんですが、九代「東嶽和尚」はその図を手本に立体化。
木型に和紙を張ったそれを救済のため祭で販売したところ、これまたえらく評判が良かったのでした。
作るうち次第に繭の形に似てきて、「繭型だるま」となって農家・商家に広まり…それがだんだん丸くなっていき、現在の形になったのでした。
「達磨大師」の七転八起な不屈の精神も受けたみたい。
※「少林山達磨寺」で買った達磨です。
大きさ分かるよう、コーヒー缶を置いてみました。
考えてみると。
コトの発端は「一了さん」の夢(※少林山達磨寺の記事参照)なんですが…
「私の姿を彫りなさい」
そう告げたらしい「達磨大師」さまさまですねー。
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※こんなんもあるんですね。
ミュージアムには入っていくんでしょうか。