お寺さんぽ Ver.03

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水琴窟 (京都・妙心寺退蔵院、正法寺)

2006年03月09日 | お寺
のんびり気軽にさんぽがてら。
今日は妙心寺退蔵院と正法寺の水琴窟を紹介します。

水琴窟(すいきんくつ)ってなんでしょう?
前にもちょっと触れてたんですが、これは百の言葉で
説明するより直接お寺まで赴いていただき、直接聞い
てもらうのが一番なんですよ。
…まあ、でもとりあえず「そこまで行きたい」という気持ち
にさせなければいけませんね。
がんばりましょ。

お寺で音というとなんでしょう?
鳥や虫、木々の音といった自然なものを省くと、なにを
思いつきますか?

ああ、「鐘」ですか。……そりゃお寺と言えばそうですね。
葉音だけ聞こえる静粛な中に重低音で響き渡る鐘の音は
いいもんです。
遠くから聞こえてくるのもいいですが、間近で仏像なんて
眺めながら聞くのもコンサートちっくでいいものです。
ひでるさんは何回かお寺さんぽ中に聞きましたが、
「ああ、お寺なんだねぇ」と雰囲気を大いに盛り上げて
くれました。

お寺、というより庭なんですが、「鹿威し」のかぽーんという
甲高い乾いた音も風情ありますよね。
できればこれ室内に設置したい程好きなんですが、たまに
見かけるミニチュアのは音が軽くてテンポも早いので…
こうなったら自作するしかなさそうです。

さて、そんな重い音や乾いた音に勝るとも劣らない、澄んだ
「水音」を奏でてくれるのがこれから紹介する水琴窟になり
ます。
これ、実際はお寺というより日本庭園の装飾でして、よく知
られるようになるのは江戸時代中ごろ。簡単に書けば”静か
な洞窟で水滴が落ちた時に発せられるような、やや金属的な
音が反響して聞こえる”となります。
実際のつくりもほぼそのまま(瓶を逆さにしたような感じらしい
です)なんですが、それが鹿威しのように一定間隔で聞こえて
くるんですね。
これが実にいいんです!
クラッシックのような、ちょっと贅沢な気分になれます!
コスモを感じますよっ! (※聖闘士星矢)

どうでしょう?雰囲気伝わりましたか?
ひでるさん、旅雑誌の記者になれますかね。(←なれない)

これはどこのお寺にもあるものでないので、ぜひ京都へ行った
際にはピンポイントで訪問して下さい。
心が宇宙まで広がっていくような気分になれること請け合いです。
しかし、いきなり竹に「耳」ってのも物凄いですね↓。




[住所]
妙心寺退蔵院 京都市右京区花園妙心寺町35 ※耳の写真
正法寺 京都市西京区大原野南春日町 1102  ※上添付写真


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