徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

ヒトとつかず離れず

2005年05月31日 | その他の記事
コンビニ軒先,濃紺の影が飛び込んだと思ったら,賑やかなさえずりが辺りに響く。春先に南方からやってきたツバメたちは子育ての真っ最中。どうしてわざわざ,コンビニの軒先なんかに巣を作るのか?

人間が生活している場所の近くで,子育てをすることが一番安全だと信じているからだそうです。

ツバメのように,ヒトの近くでつかず離れずの生活をし,人と共生する生き物のことを“シナントロープ(Synanthrope)”と呼びます。ツバメをはじめ,スズメ,ドバト,カラス,ドブネズミ,アオダイショウやゴキブリ,なんかは代表的なシナントロープです。

そんなツバメたちが東京駅の周辺で激減しているという記事を読みました。建て替えや再開発が進み,巣を作る場所が無くなってしまったり,巣の材料になる泥が少なくなってしまっていることが原因だそうです。確かに,ガラス張りの真新しいビルは,あまりにもツバメには住みにくい。

そばにいたいと思っている生き物ぐらい,そばにいさせてあげれればと思う。
ネズミやゴキブリ君は,少し考えさせてもらいますが…(笑)

→ 東京駅周辺でツバメ激減「巣の調査協力を」 (asahi.com 050526)
コメント
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