Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

君の名は希望 / 乃木坂46 そして11thシングル選抜について

2015-01-19 17:28:12 | Weblog

2013年3月にリリースされた乃木坂46の5作目のシングル。はじめてダンスチューンに振った前作「制服のマネキン」がヒットした勢いに乗せて、曲調やテーマ、卒業シーズンにもってきたことを考えると、乃木坂46の代表曲にと企画された曲だと思われる。ストレートに主旋律のピアノで始まるイントロ、Aメロのリフレイン、サビ前から入るストリングス、のびやかなサビの旋律、聴き込むほどに引き込まれていく魅力がある。制服のマネキンに比べて、一見地味に思えるところが売上が伸びなかった理由かもしれない。しかし、昨年のメリークリスマスショー2014では、この曲のイントロが流れるとファンから歓声が上がるほどの特別な曲になっている。

 

出会いをテーマとした歌詞。孤独な世界から、恋愛を通して自分を見出していく姿を描いているが、リア充ではなかった自分の学生時代とリンクして、こういう風に思えていたら良かったなという憧れと切なさを感じ、なぜか涙腺がゆるんでしまう。そして曲の最後のフレーズ「希望とは明日の空」。そう、10枚目のシングル「何度目の青空か?」に連なっているのだ。”希望”である明日という時間を、晴れ渡る空をしっかり見上げているか、大事に過ごしているか、というメッセージへと。偶然なのか、君の名は希望からのインスパイアなのか、秋元 康さんのみがしるばかりだが、自分がこの2曲を乃木坂46の基本、代表曲と思うところなのだ。

 

君の名は希望は比較的アップテンポだが、メロディが良いので、弾き語りでスローにアレンジしても心地よい。この歌はいろいろな形でたくさんカバーされてほしいし、乃木坂46自体で大事に歌い続けてほしい。



PS(今回長くなります)

 

先日11枚目シングルの選抜メンバーが発表された。「いろいろあった」松村沙友理は選抜に残る形となり、前作で初の選抜入りだった斉藤ちはるが残念ながら外れることになった。背が高く、スタイルの良い彼女のダンスは、テンポとしてはゆったりした曲調である「何度目の青空か?」にマッチしていて、明るい表情や手足の長さによるきれいなポージングで盛り上げていたと思う。まだまだ伸びる可能性を感じていただけにもったいない感が強い。

 

選抜全体は2名増員の18名体制になり、斉藤ちはるに代わって、研究生から相楽伊織、アンダーから伊藤万里華、斉藤飛鳥が選抜入りとなった。

 

発表されたメンバーやフォーメーションを深読みしてみると、フロントは西野センターで、松井、白石、橋本、生田とビジュアル+パフォーマンスで最強のメンツを揃えている。2列めは若月、桜井、生駒、深川、秋元と自分だけでなく乃木坂全体に視野をもっている中堅でしっかり支えている。ようやく3列めに若手とアンダーが並び、松村は左端に立つ。右手には外側から高山、衛藤、星野、堀と人気者を揃えて、松村との間に今回の選抜入りが並んでいる。

 

「乃木坂って、どこ」では通常3列目からはじまる発表を最後に回した。意図されるところはやはり、松村沙友理の選抜残留をどう見せるか、ということを考えに考えての演出だったに違いない。バナナマンのお二人のフォローは素晴らしかった。はっきりいろいろあったことを明言して、その上で松村の気持ちを前向きにさせようとする心遣いは伊達に3年間乃木坂に付き合ってきていない。


今回の松村の位置も運営の意思を感じる。もし目立たせたくないなら伊藤万理華、斉藤飛鳥らの間に挟むなりしただろう。敢えて左端というのは、崖っぷちを意識させ、かつ、隣に研究生を置いて彼女がどれだけ相楽伊織をフォローし育成できるか、乃木坂全体への貢献を意識できるかを期待しているように感じられるのだ。それはAKB での峯岸のチーム4キャプテン就任や指原のHKT劇場支配人に近いものかもしれない。(そこまで責任を負わせちゃいないが)とにかくこの11枚目のシングルが正念場であることは確かだ。


そして、伊藤万理華と斉藤飛鳥。アンダーライヴで成長したメンバーであり、選抜メンバーに対するテコ入れ、新たな化学反応を生みだすための起爆剤であることは、わざわざ選抜枠を2名増枠してまで引き上げたことを考えれば明らかだ。制服のマネキン以来のダンサブルな曲になる可能性も高い。この二人を単にバックダンサーにするような演出なら、引き上げた意味がない。フォーメーションの入れ替わりが激しい振付が予想される。

 

11枚目のシングルは3月18日に発売が決定。2年前の君の名は希望と同時期になった。2月22日のバースデーライブで当然披露されるだろう。「何度目の青空か?」が3年間の乃木坂46の集大成とすれば、11枚目は春曲としてガールズルール以上のポップな方向に振りきるかもしれない。いろいろな想いが交錯する選抜発表だったが、どんな曲が2015年の一発目になるのかがすごく楽しみだ。


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