自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

葉裏に産付された正体不明の卵(うーんうーん)

2015-03-22 | ホトケノザ

3月21日(土)。朝見ると,今にも羽化しそう。ところが,夕方見ても,まだ羽化していませんでした。夜見ても,やっぱり変化はありません。

 

 
殻をとおしてはっきり中が見えます。別の角度から見ても,よく見えます。


3月22日(日)。ふしぎなのですが,朝,まだ羽化せず。でも,羽化はそんなに先ではないと予感。

 

 
夕方帰宅して確認。すると,羽化して殻が残されていました。とうとう羽化を迎えたのです。

 

卵の記事を書いたのが昨年の11月30日。タイトルは『葉裏に産付された正体不明の卵』でした。以来,卵の孵化を確認し,幼虫の成長を記録してきて,とうとうこの日になりました。結果,越冬個体の生活環は4カ月続くことがわかりました。

飼育箱に中には,成虫がいました。ガです。名ははっきり同定できませんが,幼虫の特徴も加味して総合的に考えると,どうもウリキンウワバのような気がします。 


せっかくなので,いくつかの角度から写真に記録しておくことにしました。以下がそれです。

真横から撮りました。口吻が収納されず,まだ伸びた状態です。


 

翅を小刻みに動かし始めました。

 
前方から観察すると,触角がたいへん長く見えます。

 


一連の観察をとおして,また一つ,昆虫の生態が見えてきました。  

 


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