自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

今年のロウバイ(8)

2015-02-23 | ロウバイ

下向きに開いた花を見上げながら,中を覗いていくと,クモが一匹。ウロコアシナガグモです。一年ぶりに再会しました。といっても,同一個体ではないでしょうけど。そのときは,マンサクの花でキタオオブユを捕らえて食している最中でした。

ウロコアシナガグモはごくふつうに見られるクモです。緑がかった体色,金属光沢などが特徴として挙げられます。網を張って獲物を捕獲するほか,枝や花にいて直接獲物を捕らえることもあります。

この日は,ロウバイの花の中。そこにいて,獲物が来るのをじっと待っていました。結局,一日獲物を待ち続け,なに一つも捕らえることはできませんでした。 

 
いい匂いのする空間で,じっとしているだけでも心地よいでしょう。もっとも,クモの嗅覚にこの匂いがどんなふうに受けとめられているのか,それはわかりません。

 
じっとしているように見えますが,ときどきは脚の位置を変えたり,場所を変えたりしていました。


どこからやって来たのか,この木にどれほどのなかまがいるのか,そうした疑問に直接結び付く情報は今のところ得られていません。 

 


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