自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その307)

2014-05-23 | ジャコウアゲハ

ジャコウアゲハの産卵場所はウマノスズクサなのですが,その基本が崩れる例がたまにあります。このことについては,何度か書いてきました。

この程,レモンの葉の裏に産み付けられた卵を2個見つけました(下写真の①)。これは明らかに勘違いの結果でしょう。というのは,レモンの木のすぐ脇にウマノスズクサを植えているからなのです。


②はウマノスズクサに産み付けられた卵です。③は若齢幼虫です。偶然撮れた写真です。こんな近くに二つの植物があるのです。

しかし,あながち間違いと言い切ることもできません。というのは,産卵姿勢を想像すると,レモンの葉に脚を固定して産み付けたと思われるからです。たぶん同一個体が産んだものでしょう。

産卵場所は食草が原則です。しかし,場合によってはとんでもない例も起こりうるわけです。今回の例などは好例といえます。なかなかおもしろい画像が記録できました。

それで,孵化した幼虫はどんな行動をとるのか,見ものです。

 


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