自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

大山へ

2013-09-26 | 日記

9月26日(木)。晴れ。風が強く吹き,雲が激しく流れる一日でした。

久し振りに伯耆大山に登ってきました。早朝に家を妻とふたりで出発。中国道・米子道を通って登山口へ。午前10時,山頂弥山(標高1710.6m)を目指して登山開始。

森林限界まではブナを中心とした落葉樹が林立しています。日が差し込むものの,風が強くて木の葉が音を立ててわさわさと騒ぎ続けます。年齢を考えてゆっくりゆっくり歩を進めました。

木や鳥が四季の変化を感じさせてくれました。シジュウガラ(下写真中の矢印)やヤマガラが傍にやって来ました。

ナナカマドの真っ赤な実。

なにか名前のわからない木の実がいろいろ。黒やら青やら。自分の存在を色で主張して,鳥に見つけて遠くに運んでほしいと願っているのです。小さくても,たくさんの実があると,離れたところからでも割合見つけやすいはず。

目玉のブナについては,下山時にたくさんの写真を撮りました。後日取り上げましょう。

登山者はそれほど多くはありませんでした。平日だからでしょう。年配者に混ざって,地元の小学5年生たちが登山遠足で登ったということで,下山してきました。

パノラマ風景が広がるようになると,自然の美しさがジーンと伝わってきました。海,海岸線,風車群,市街地,田園,山麓,牧場,原生林,雲の落とす影,……。目の前の空には,雲の層が横方向に一直線にできています。気温の境があるのでしょうか。雲ははげしく西に向かって流れていました。

寒さを感じるようになって,ジャンパーを着ました。景観をたのしみながら,一歩一歩前へ。

やがて9合目に。そこを過ぎた辺り一帯を占めるダイセンキャラボクの群生は見応えがありました。その間につくられた木道を通って,山頂へ。着いたのが午後1時前。3時間近くかかりました。ゆっくりペースの標準かと思われます。頂上はわたしたち夫婦だけ。

山頂小屋の温度計は6℃を指していました。そこで昼食。登山客は数人のグループのみ。昼食が終わると,早々と下山。尾根が風を遮った状態で,進行方向の右側(東)が強風,左側(西)が無風といった中を降りて行きました。すれ違う登山者はほとんどなし。

家に帰ったのが午後8時。心地よい疲れの感じられる,ハッピーな一日になりました。

 


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