自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

春の孵化 ~ルリタテハ~

2021-05-19 | ルリタテハ

過日山道で見つけたルリタテハの卵を観察していたら,ついに孵化の瞬間を迎えました。そのときの様子をご紹介します。

 

じつに時間がゆっくりと経過する感じがしました。急いで出るというふうではまるでありません。

 

ぐうーっと身を乗り出して出始めました。

 

これだけのからだがカプセルに納まっていたのです。

 

着地! おめでとう! この幼虫がどれだけの期間で成虫になるか,見守ってみようかなと思っています。

 


'21昆虫の頭・顔 ~ウバタマコメツキのなかま~

2021-05-19 | 昆虫

ジャガイモの葉にいたのがこのコメツキムシです。翅の紋様がもう一つくっきりしていないので,ウバタマコメツキの"なかま"としておきました。

幼虫期は朽ちた松の木で他の昆虫を食べるのだそうです。さて,この成虫はどうなんだろうと思い,頭の辺りを撮影。

 

なかなか硬そうな鎧でからだを覆っています。眼ははっきり確認できません。触覚の向こう側にあるはずです。口元を見ると,顎の上にブラシ状の毛があります。草食性なのでしょうか。あるいは,葉の上で他の昆虫が来るのを待っていたのでしょうか。検索してみても,どうもよくわかりません。

 

正面からも撮りました。顎はしっかりしているように見えます。

 

わたしの知るコメツキムシの幼虫は地中にすんでいるものです。ジャガイモに穴を開けて食べるものをよく見かけます。成虫と幼虫とがうまくつながって見え始めればたのしさが増すのですが。