自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

秋,ツマグロヒョウモン(2)

2015-11-21 | ツマグロヒョウモン

本記事は,11月17日(火)付けの記事で取り上げた個体がたどった変化です。したがって,日をさかのぼることになって,日付けが逆転します。しかし,変化を客観的にとらえる資料として役立つと思い,アップすることにします。


10月22日(木)。道の隅に生えたスミレで育った幼虫の一匹が,1mほど上にある石塀で前蛹になっていました。

 
そこは,下部に空間ができて垂蛹になるにはもってこいの位置です。翌23日の夕方には蛹化していました。このときの大変化の様子は目撃できていません。


10月24日(土)。早朝に撮ったのが下写真です。

 


10月30日(金)。 1週間後,虫の目写真を撮りました。背景は空き家やら山やら。田舎の匂いがたっぷりするなかで,ツマグロヒョウモンは育っています。さて,いつ羽化するやら。

 


と,ここまでが既に書き上げていた記事です。 10月23日(金)に蛹化して11月16日(月)に羽化したわけですから,蛹期間は24日間だったことがわかります。一例にすぎませんが,秋の蛹はこの程度の期間とみておいてよさそうです。

まだ,幼虫が何匹もいます。ただ,これまでの観察事例からみると,それらはほとんどがいのちを失いながら,一部がそのまま越冬するでしょう。飼っている以上,そうならないようにしながら観察を続けようと思っています。