自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

秋の“虫の目”写真(4)

2015-11-14 | 随想

虫の目レンズのようなレンズを使うのは,やはり晴れた日がいちばん。さらに,光量がたっぷりあれば申し分ありません。

観察中のツマグロヒョウモンの蛹を撮りました。遠景の青空をジェット機が飛行機雲を残して飛んで行きました。惜しいことに,わずかに死角になって写っていません。


アゲハの庭園で。白菊にアカタテハが訪れていました。下から見上げる姿勢で撮りたいと思いました。そんな姿勢になっている間に,さっと逃げられてしまいそう。それで,カメラを突き出してレンズ先を見ながら適当にシャッターを切りました。何枚か撮ったうちの一枚です。雲や花弁の白さが清潔感を演出している感じがしますが,いかがでしょうか。


参考までに,コンデジで撮ったコマをアップしておきます。


田には,刈り取った黒豆が逆さにして干してありました。茎の切り口にはオンブバッタが。仰向けになった姿勢が,見事な弧をつくり出していました。この写真もレンズの先端を見ながらシャッターを切ったものです。なにしろ,バッタとレンズとの距離が1cmなのですから。バッタがレンズに触れてはたいへん!


背景が青空だと,写真全体が清々しくて,引き締まった感じがします。