自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ヒラタアブの幼虫は大食漢(続)

2013-03-26 | 昆虫

前回(正)で観察結果を報告したちょうど一日後の話です。早朝でした。見ると,前日とまったく同じ位置にとどまっていました。ということは,ほとんど体力を消費していないということになります。じっとそこにいるなんて,なんと辛抱のいいこと! そう思うのは,人間の勝手なのでしょうか。

見てびっくりしたのは,さっそくアブラムシを食べていることでした。じっとしていても,食欲は旺盛なのです。その分,からだの大きさがわずかに大きくなっている感じがしました。

アブラムシの体色は黒。アブの幼虫は口の辺りが白っぽいので,対照的な色合いで目立ちます。もちろん,写真に撮りました。周りにはやっぱりアブラムシが何匹もいます。仲間の非常をまったく知らないようです。

 

そのときから12時間経ちました。夜です。幼虫がどんなふうにしているか確かめました。するとびっくり! アブラムシを捕らえて食している最中でした。またまた,食べているのです。

位置はまったく変わっていません。動かなくても慌てなくても,餌は向こうからやって来ます。なんと贅沢で優雅な暮らしぶりか。いったい一日に何匹食べるのでしょうか。

しばらくは,このままで観察を続けようかと思います。