自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

カブトムシの幼虫が……

2013-02-20 | 昆虫

職場の裏手の金網の外側に,クヌギの木が4本。この木については以前に取り上げたことがあります。それぞれが結構育って,枝を四方八方に広げています。他の樹木との競争がないので,のびのび育っているのでしょう。夏は適度な木陰を提供してくれ,秋になると大きな実が音を立てて落ちます。

晩秋になれば,葉がどっさり舞い散ります。それらが風に吹き飛ばされて,施設建物の周りにたまっていきます。風向きの加減で吹き寄せられる箇所がいくつかできます。それを掃き集めるは苦労です。

このままこれらの葉を放置しておくわけにも いかず,そうかといって堆肥にするにも簡単にはいかず(ほんとうはこれがいちばんいいのでしょうが),結局近くの山に捨てることにしました。運び終わってみると,軽トラックで4杯分もの葉がありました。

葉を集めているときのこと。土がすこし盛り上がっているところから,白い大きめの幼虫が出てきました。カブトムシのそれです。ここで見つかるとは思いがけないことでした。というのは,硬い土なので,幼虫が棲む環境としては今ひとつといった感じがするからです。それでも,ちゃんと育っているのです。 

写真に撮ったあと,元の場所に戻してやりました。落ち葉がなくなったので,こうした生き物になんらかの影響があるかもしれません。

そうなら申し訳ないことをしてしまったことになりますが,作業を終えてすっきりした環境になりました。