岡山県倉敷市の塗装屋日記

岡山県倉敷市の共栄塗装店の2代目が、仕事から日々日常の事まで書いております。

吹き付けスキン下地の注意点

2015年02月16日 19時03分00秒 | Weblog
先週より塗り替えを開始させていただきました、
倉敷市のお客様邸。

外壁の種類は、モルタル下地の上に、
「スキン」という吹き付け塗装を
施されています。


簡単に言いますと、大理石などを
細かくくだいた物をボンドに混ぜて
吹き付け塗装をしたものでありまして、
以前は新築外壁に塗装されることが
多かった塗装材であります。

見た目は綺麗なのですが、
表面がザラザラ、ゴツゴツとするため
汚れやすい、という欠点があり、
さらに経年劣化すると表面が脆弱化し、
お風呂場の外壁などの湿気やすい
部分では、スキンが剥がれたりすることも・・

塗り替えの際には下地処理に十分
気をつけなければならない素材です。

高圧洗浄で脆弱になっているスキン材を
しっかりと洗い流した後、十分な乾燥時間を
取り、下塗りのシーラーを十分に染み込ませます。


シーラーにもピンからキリまでありますが、
当店で使用するのは、水性系シーラーの中では
高級品になる「水性シリコン浸透シーラー」です。


スキンをしっかりと固めてしまわないと
その後にいくら良い塗料を塗っても無駄となります。

下塗りこそケチらずに、良い塗料をたっぷりと
塗ることで、良い仕上げの準備ができます。


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