ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

「おっぱいは3時間あけないといけないんですか?」

2016-05-10 01:34:39 | ねんねクラス日記

クラス日記という、クラスの報告を以前はしてたんですが、ずっとこまめにはできてませんでした。

日々、追われてるというか・・・

 

クラスを「ねんねクラス」「はいはいクラス」「あんよクラス」と大きくわけて

その時期よく出る話題とまとめを少しずつまとめていこうと思います。

クラスだけでなく、1か月健診3か月健診の話題はねんねクラス日記に

6-7か月健診9-10か月健診の話題ははいはいクラス日記に

1歳~1歳半健診の心配をあんよクラス日記にわけてまとめていきます。

 

生まれてから2-3か月のころのおっぱいは、どんどんあげる!が断然いい!と思っています。

遠慮してあげることはないでしょう。

飲みたい赤ちゃんでは、どんどん、が基本。

「3時間あける」とか、「最低2時間あける」とか・・・どこでそんな情報をいれちゃうんでしょうかね?と思ってしまうのですが、

やはり、そういう指導はそこここであるようです。

ときにはおばあちゃんからとか、助産師さんですら、そういう間違った指導をする場合もあります。

「最低2時間あける」という情報を母親学級の後ろに座っていた人、つまりお母さん、のおしゃべりから拾っちゃった人もいました。

なんとなくの思いこみもあるんですね。

 

おっぱいは、3時間毎に作られるわけではなくて、赤ちゃんがお母さんのおっぱいを一生懸命に吸うからおっぱいは増えていくんです。

飲みたい飲みたいとお母さんに訴える方法がおっぱいを吸うことなんですね。

ただし、その刺激は吸い方が正しいことが大事なんです。

「深く吸う」

おっぱいの乳首を大きくしっかりとらえることが大事です。

うまく吸えている場合は乳首は痛くなりません。

痛い場合はどこか問題があるのではないかと思われます。

どの乳管もしっかり同じようにとらえて飲めるようにするには、お母さんのおなかと赤ちゃんのおなかが向き合うように、が大事です。

赤ちゃんのおなかが上向き顔だけお母さんの胸にとなると、飲み取り方に偏りができやすいので、トラブルになりやすいです。

おっぱいはお母さんと赤ちゃんの共鳴現象なんです。

赤ちゃんの吸い方に合わせておっぱいは作られるのです。

この時期、母乳不足が心配という方は多いと思います。

圧倒的にそう思いこんでいる方の方が多いのですけれど。

母乳不足と母乳不足感とは違うということですね。

体重をチェックするとすぐにわかります。

心配でミルクを足しすぎている人は多いです。

心配な場合は体重をチェックして助産師・小児科医にチェックしてもらうといいです。

本当は2週間健診などがあると、よりきめ細かく見てもらえて安心です。

けれど、そういうシステムはなかなかないですね。

心配な場合は、出産した産婦人科・小児科・新生児訪問を受けるなどがいいでしょう。

 

3か月くらいになると、ペースが決まってくることが多いですし、

それまでのように、おっぱいというだけで無心に飲むということが減ってきます。

夜も長く寝てしまっておっぱいを飲む回数が夜は特に減るかもしれません。

体重の増加がよい子、おっぱいのトラブルのない子の場合は起こさなくてもいいと思います。

夜中も3時間毎にあげなさいという指導もあるようですが・・・

 

6ヶ月くらいになったら、また夜中に起きだすことになるので(かなりの割合で)

今のうちに夜寝る方がいいですよ~

2か月くらいには昼と夜がしっかりわかってくることが多いです。

1か月でもわかっている子もいます。

この時期の赤ちゃんの夜は、3時間くらい寝ることが何回か続くという感じです。

おなかがすくから起きて飲むけれど、飲んだらまた3時間くらい寝る、これが3セットで夜9時間寝る、そんな状態が夜です。

赤ちゃんの昼は、ちょこちょこと欲しがることが多いです。

だから、昼は落ち着かない・ぐずる・すぐにほしがる、そんな感じでいいんです。

昼間にそういう感じだったら、親孝行。

昼というものがわかっているってことです。

夜にあまり寝ないという場合は昼間に寝すぎていることが多いです。

昼夜逆転ってことですね。(また、修正の仕方も書きますね)

 

とにかく遠慮しないでどんどんあげる。

それにより、おっぱいの練習になり、分泌も増える。

リラックスして姿勢も安定下楽な姿勢で、というのも大事なので、助産師さんにチェックしてもらえるといいですね。

赤ちゃんの口におっぱいを入れるのでなく、赤ちゃんを引き寄せるようにしてください。

すごく大事なことなのです。

ちょっとしたコツがすごく授乳を楽にします。

ひだまりクリニックでは、ねんねクラス・おっぱいデイ・産後ケア(中野区の助成のもの)そういう時間でしっかりお伝えしてます。

わからないな~と思われる杉並区・中野区の方はぜご利用くださいね!

もちろん、それ以外の方も歓迎ですけれど!

(子育て応援券使えなくってすみません。区の決まりだそうで)

 

 

 


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