日比谷同友会 こぶし会

日比谷同友会 サークル活動

第324回例会報告(平成24年12月17日)

2012年12月25日 | 例会報告

         

話題1最近の電気通信事情について   桑原守二       

(1)KDDIによる光回線の急拡大について:KDDIが買収

した東京電力の光回線ならびに傘下のCATV会社の光

回線を利用し、テレビ、スマホとセットにした割引販売を

行い、光加入者を急速に増やしている。7~9月期の純

増数はNTTを上回った。これに対抗してNTTは既存顧

客の長期継続利用割引策、新規利用契約の割引策など

を講じている。(2)KDDI(au)、ソフトバンクへのドコモ顧

客の流出について:今はスマホブームであるが、アイフ

ォンの人気は強く、ドコモはアンドロイド端末で対抗して

いるが新規顧客の増加よりも流出数が上回って、11月に

は加入数が純減するという事態を生じた。一方、スマホ

のアプリである「ライン」は若者を中心に利用者数が急増

しており、通話料収入を減少させる要因となっている。今

後の対抗策が難しい。(3)米国、韓国のIT企業につい

て:米のアップル、グーグル、韓国のサムスンは高い業

績をあげている。これに対し日本の各メーカーは苦しい

経営状況を続けている。僅かにアンリツがLTE移動機の

測定機で高いシェアを確保しているのは良いお手本で

ある。(4)これらの問題につき熱心な議論が行われた.                    
 2.次回こぶし会日時   2月25日 (第325回)

話題1 錯覚をめぐる話       飯田徳雄                   

話題2 第1次世界大戦について   松本哲男                                                     

       幹事  山根 松本 中村

              

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第323回例会報告(平成24年11月26日)

2012年12月04日 | 例会報告

話題1  共感について            松本文郎

放送大学・人文研究会の「共感を考える会」に参加し、哲学・倫理学専攻の主宰・仲間の方々と勉強している。「共感」は、他者が感じたり考えたことを、自分も同じように感じたり理解することで、「幸福」を求めることと共に、人類が原初からもつ情感とされる。核エネルギー、地球環境、人口増大、資源枯渇、貧困・格差など人類の存続を左右する諸課題の対処に「共感」「共感力」が果たす役割は大きい。経済大国になった日本ではなぜか「幸福感」は薄らいできたとされる。家庭や学級の崩壊で他者を想ったり接することができない子供たちが増え、社会もギスギスしてきた背景には「共感力」低下があり、現代文明で肥大した物・金銭欲の陰で、原初的な「共感力」「幸福感」が疲弊している人間社会の変革が求められる。

話題2  幸福王国ブータンの智恵            山根信義

ブータンでは国民の97%が幸福だと思っている。このため国民が努力していることは、①大金持ちにはならない。②大きな国にはならない。③自然を大事に守る。の3点である。この中で①と②は仏教を信奉している国としてこの様な謙虚な心掛けをしていると思われるが、③については、先進国が近年環境破壊の結果大きな被害を受けて苦しんでいる。ブータンはその様な問題が起きる前から自然を大事にしているわけであり、賞賛に値する。ブータンが今後近代化が進んだ段階でも、今のような幸福度を維持して行ければ本物である。

次回こぶし会日時  平成24年12月17日(第324回)

話題1  最近の情報通信事情について     桑原守二                      話題2  自由討議                                              連絡事項  会議の後、恒例の忘年会を実施します。                          

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする