日比谷同友会 園芸友の会

日比谷同友会 サークル活動

第181回例会報告

2022年01月31日 | 例会報告

 園芸友の会 例会はこのところ新型コロナのためにオンラインzoom会議方式により「サイバーサロン」を開催しました。

  日時:令和4年1月21日(金) 14時~16時
  場所:各自自宅
  議題: 1,連絡事項
      2,我が家の庭、12年後のすがた (小峯会員)
      3,園芸 今年の重点目標 (生駒会員)
      4,絶滅危惧種について (中島会員)
      5、その他 
  参加者 (敬称略)小峯茂樹、林 憲男、生駒憲治、本多孝之
      、    中島汎仁

 オンライン例会「サイバーサロン」も 7回目を迎えました。
 新型コロナが来るまでは、屋外での例会も含めて 年に4回ほどの、会合を楽しんでいましたが、昨年の2月からリアルな集合を控えてzoom会議方式で例会を実施しています。今回は、その第7回目です。

                   参加メンバー
 
   

 前回(昨年11月)には、そろそろ屋外のリアル例会の可能性も出てきたようだ・・との見方もありまして、年明け(今回)にそれらの計画をしようと思っていましたが、変異株とやらの感染急拡大で、感染者は過去最多(5万人に及ぶ)を記録するほどの勢いですから、この話題はすっかり影を潜めてしまいました。
 真冬でもあり、花の咲くお話は少なく、会員発表も、庭全体のその後の品種の入
れ替わりや、今年重点的に取り組みたい園芸目標、そして生物の絶滅危惧種にまつ
わる話で、具体的なお話から地球規模の話まで、幅広い活発な意見交換が出来ました。

 考えてみれば、何万年何億年を巡る地球の生物も、個人の庭での10年単位の生物
(ここでは植物)の変化も、規模は違っていても、留まるところを知らず常に変化
していることが明らかにされているのですね。 以下、発表順にそれぞれの概要を
簡単に紹介します。

 ・我が家の庭 12年経過して では、以前例会で発表して以来、すでに12年が
過ぎていますが、わずかこの間にも、庭の姿には変化があり、なくなった樹木には、ハギ、ニシキギ、コデマリ、ハマナスなどがあり、寂しくなりましたが、反対に増えた植物もあり、サンショ、サンザシ、メグスリノキ、ハナモモなど他にもたくさん増えていて、花の美しさ、香り、さらに紅葉などが楽しめています。どの木も大事に育てているつもりでも、このように変化していることを改めて認識したということなんですね。

 また、口に入るものとして、ウメ、ブルーべリー、カキ、ユズ、フキなどそれぞれ旬の味を楽しまれていました。 今後の挑戦として,ハヤトウリ、ゴーヤや季節の野菜のコンテナ栽培に取り組むと共に、剪定をこまめに行う、徒長枝の処理などを意識的に実施したいとされていました。コロナ禍での作業として充実出来、成果を期待したいところです。

 庭全景               ブナは新緑も紅葉も美しい
 

・園芸 今年の重点目標 では、2年前に植苗したブリーベリー2種(鉢植え)の収量増強と、実のなる木を楽しむ の2項目を目指し、前項のブルーベリーでは、具体的な枝の張り方、色つや、根の具合など詳細な説明があり、会員からのアドバイスを求めるものでした。
 ブルーベリーは、一応収穫は出来ているがまだまだ収量が少なく、これを増やし
たいというのが狙いです。一つの種は、成長もまあまあだが、もう一つの種の根が
張ってこず、元気がない感じで、根鉢が植え付けた時と同じくらい(ソフトボール
くらい)で、成長していないことがその原因ではないか、など問題点が絞られてき
ました。土の酸性度は良さそうなので、肥料のやりすぎ?も考慮する必要があるが、根は基本なので、もう1本新しく苗木を増やしてはどうかなど、やや乱暴な意見も出ました。 2点目の果樹栽培への挑戦は、キンカン、イチジクなども出ましたが、とりあえずグリーンレモンに挑戦してみることに纏まりました。

 ブルーベリー(ブライトウエル)  ブルーベリー(プレミア)
     


・絶滅危惧種について  では、これまでも何度か話題に上がっていましたが、
IUCN(国際自然保護連合)の最新情報から、判明している213万種の中で調査対象種約13万8,000種の27%にあたる約39000種が絶滅の危機に直面しており、動物では、スマトラサイ、オランウータン、トラ、アオウミガメ、二ホンウナギ、ホッキョクグマなど、哺乳類、爬虫類、両生類、鳥類など全種にわたっており、植物では我々にも身近なキキョウ、サギソウ、キンラン、オミナエシ、セッコク、など22000種以上にわたっています。

 これら、種の絶滅は、主に人間の活動によるところが大きく20世紀の100年でこれまでの絶滅に比してそのスピードは1000倍も速いのだそうです。重要なことは、何万年、何億年にもわたって営々と築かれてきた生物の多様性による豊かな地球が、人間の行動によってそれを失おうとしているところにあると指摘しています。
 遅まきながら、2015年のSDGsや1995年のCOPを立ち上げて議論を進め始めていますが、実態は遅々としているということなんですね。

    絶滅危惧種(IUCN)
  
 

 今年初めての会合でもあり、近況も交えた自由な談話になごみ、なおしばらくは
リアルの例会を望むべくもなく、オンライン例会の更なる充実に向けた意見交換などを経て、次回を約束して、2時間にわたるオンラインサロンは無事終了しました。
 
皆さんご苦労様でした。                     (中島汎仁記)

 

 


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