日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

宇宙旅行

2019年02月17日 | 出会った人たち
カザルスのチェロが流れる小さな部屋で、体のことを深く知る人に魔法をかけてもらった。

私と表現されている宇宙を指揮者のように奏で、調律師のように整える手。

もう少しこちらをこうして
ああ、ここはこう

(言葉にするならその手はそう言っている感じ)

アートのような
ダンスのような

背中を触られているのに、内臓と舌の付け根が大騒ぎする。

その時きっと私は溶けていて、その人の何かも溶けていたかも。

ありがとうありがとうと私の体が言う。

帰り道は羽が生えているようだった。

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コーヒー、一杯

2019年02月15日 | 日記
素晴らしいと思うことと苦しいと感じることが、私の中で仲良く暮らす。

全く違う様子のお客さんが同じ電車の同じ車両に乗り合わせるように共存している。

苦しいことがないとなかなか人って学ばないから、それも含めてのありがたさなんだろう。

ほら、誰もがオリンピック選手みたいに日々鍛錬を重ねるわけじゃないけれど、それぞれに降りかかる(ように見える)困難とは格闘するしかないから。

死にものぐるいで泳ぐ時にしか出てこないその人なりの力とかパターン。

全力で生きろ、そういうことかな。

情けなくコーヒー飲みながらぼんやり考えてます。

寒いから、みんな、あったかくしてね。



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夜空にファンファーレ

2019年02月13日 | 日記
ねえ聞いて

今すごいことがあった

冬の街を息子と帰り道
街の明かりを見ながら歩いていて

思い出していた
小さかった娘がひどく傷ついたこと
それを乗り越えて花開くように
大きく育つ伴走をしたこと
そんな娘に出会えたこと

横を見れば背が高くなった息子がいて
いつどの瞬間でも命を差し出しても構わないものが
話しかけるとちょっとめんどくさそうに返事をする
そんな息子に出会えたこと

何も考えずもう少し歩いていたら

お腹のそこから大きなあぶくのような思いが湧き上がってきて

それが

いい人生だった

まだ終わってはいないし

子どものことだけでもないけどね




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それでも一日は一日

2019年02月05日 | 日記
大きな駅のいつも行かない方に行ったら、いい感じに空いていてちょうどいいくらいの品数と値段設定のコーヒー店が目の前に現れたので、ふらふらと吸い込まれるように入った。

私のために温められたサンドイッチとアメリカンはとても美味しかった。絶対また来よう。

家族は相変わらず不調だから心配をしようと思えばきりはないけれど、生きてるうちにはそういうことって必ず起きるから、ちっちゃなうれしいこともちゃんと喜んでおきたい。

自らの意思で生まれたわけでもなく、去るときだって自分の好きにはならないんだから、まるで旅人が珍しい異国を訪れているようにいろんなことを面白く味わっていきたい。

例えばコーヒー店の静かな佇まい、冬空に街路樹の枝がかわいらしく指を伸ばす様子、階段の階数表示の数字の趣き。

私と出会ってくれる人やものたち。






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寒いね

2019年02月01日 | 日記
気温は低くても、光が明るくなってきました。

とてもうれしい。

どんなに寒くても、必ず暖かく、それから暑くなるってすごくない?

季節じゃないけど、なんか今とても「ふち」にいる気がしています。

ここから落ちていく道筋も、ぐっと登っていく道筋も見える。

それを見つつ、ここにいます。


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