酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

山さん。

2016-01-30 | 旨かった話
この名前を聞いた瞬間、思い出すのは「太陽にほえろ」。
という人は、40代以降のお年であろう。もうなんたって山さんといえば「太陽にほえろ」の山さんなのである。
山のつく苗字は多いので会社でそう呼ばれてる人がいるよ、とか、いやいや私も山さんですという人も多いだろうが(笑)。

露口茂さんの当たり役。落としの山さんとして渋い存在感を発揮していた。
落とすというのは、罪を認めない容疑者に対し巧みな話術で自白に追い込むのことを言うのであるが、その語り口調が格好良かったことを覚えている。
太陽にほえろといえば、萩原健一、松田優作があまりに有名だが、駆け出しの若い刑事役が輝いていたのは、山さんやゴリさん、長さん、殿下など一流の脇役がいたからだ。人間臭さをテーマにした名作だったな。

ちなみに、取り調べの際に容疑者に対してカツ丼を食べさせる、というのが有名なシーン。
もそも舞台が大阪の警察だったら、たこ焼きとかケツネ、沖縄なら沖縄そばになるのかな(笑)
だが実際の警察では、取調室で飲食を提供することはない、というのが定説みたいですな。

と、

どうしてもそんなことを考えてしまう居酒屋に行ったという話。
前の記事、その後の呑み直しに、去年開業しこちらもちょっと気になっていた店「山さん」である。
もちろん店主の名前は山がつく(笑)


ツブのガーリックバター焼き。


やっぱり食べたいタチの天ぷら。ポン酢で、すだちで、塩で、と気が利いている。

店構えは小さいが、色々と美味しそうなメニューがあり、地元の酒もしっかりラインナップされている。
次の縁があるといいな。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (緑橋女将)
2016-01-30 16:46:54
私は取調室で お茶いただいたよ。加害者ではなく被害者で聴取した時。半日かかり 傷も全治3週間だった、、
>女将さん (こたりん)
2016-01-31 23:49:03
へえ、ある意味で貴重な経験だな。
自分もあるけど刑事さんは手ぶらだった。

コメントを投稿